「道の駅ななもり清見」をご存知でしょうか。岐阜県高山市清見町に位置するこの道の駅は、中部縦貫自動車道の高山西ICを降りてすぐという抜群のアクセスの良さを誇ります。飛騨高山観光の玄関口として、また飛騨牛や高山ラーメンなどのご当地グルメが楽しめるスポットとして、多くのドライバーや観光客に親しまれています。
「ななもり」という名前は、この周辺の地区が南北朝時代から「七杜(ななもり)」と呼ばれてきたことに由来しています。七つの杜(もり)が点在する自然豊かな土地で育まれた食材や文化が、この道の駅に凝縮されているのです。
📝 この記事でわかること
- 道の駅ななもり清見の基本情報と「七杜」の地名の由来
- 飛騨牛コロステーキ定食など人気グルメの魅力
- 地元産の新鮮野菜やお土産の特徴
- 清見町の歴史と周辺の観光スポット
この記事では、道の駅ななもり清見の魅力をグルメ、お土産、アクセスの三つの視点から詳しく解説するとともに、清見町の歴史や周辺の観光スポットもご紹介します。飛騨高山への旅行を計画している方はもちろん、ドライブの立ち寄りスポットをお探しの方にも役立つ情報をお届けします。
道の駅ななもり清見の基本情報と特徴
道の駅ななもり清見の所在地と施設概要
道の駅ななもり清見は、岐阜県高山市清見町牧ケ洞2145番地に位置しています。国道158号線沿いにあり、中部縦貫自動車道の高山西ICを降りてすぐの場所にあるため、初めて訪れる方でも迷うことなくたどり着けます。施設内には、飛騨の味覚を楽しめるレストラン「味彩七杜」、気軽に飛騨グルメを味わえるファーストフードコーナー、地元農家の新鮮野菜が並ぶ産直コーナー、飛騨のお土産が充実したショップなど、さまざまな施設が揃っています。駐車場は普通車用と大型車用が整備されており、トイレや情報コーナーも完備。ドライブの休憩にも、観光の拠点としても便利に利用できる道の駅です。電話番号は0577-68-0022で、営業時間などの最新情報は公式サイトで確認できます。
「ななもり」の名前の由来と南北朝時代の歴史
道の駅の名前にある「ななもり」は、この地域の古い呼称「七杜(ななもり)」に由来しています。「杜(もり)」とは神社の森や鎮守の森を意味する言葉で、七つの杜がこの地区に点在していたことから「七杜」と呼ばれるようになりました。この地名は南北朝時代(14世紀)から使われてきたとされ、600年以上の歴史を持つ由緒ある呼び名です。南北朝時代の飛騨は、南朝方と北朝方の勢力が入り乱れた激動の時代でしたが、七杜の地は山深い場所にあったため、戦乱の影響は比較的少なかったと考えられています。現在もレストランの名称に「七杜」が使われるなど、この歴史ある地名は大切に受け継がれています。
高山西ICからのアクセスの良さ
道の駅ななもり清見の最大の利点のひとつが、交通アクセスの良さです。中部縦貫自動車道の高山西ICを降りるとすぐ目の前に道の駅が見え、迷う心配がまったくありません。名古屋方面からは東海北陸自動車道を経由し、高山西ICまで約2時間30分で到着します。松本方面からは安房トンネルを抜けて国道158号線を走り、高山市内に入る手前に位置しています。つまり、名古屋方面からも松本方面からも、高山市内に入る最初の休憩ポイントとして最適な場所にあるのです。高山の古い町並みまでは車で約15〜20分の距離にあるため、高山観光の前後に立ち寄るのに便利な位置関係です。
道の駅としての役割と情報発信
道の駅ななもり清見は、単なる休憩施設にとどまらず、飛騨地域の情報発信拠点としての役割も担っています。施設内の情報コーナーでは、高山市内の観光案内や周辺の見どころ、季節のイベント情報などを提供しており、旅の計画を練るのに役立ちます。また、災害時の一時避難場所としての機能も備えており、地域の防災拠点としての役割も果たしています。道の駅の制度は1993年(平成5年)に始まりましたが、道の駅ななもり清見も比較的早い時期に登録された施設のひとつです。長年にわたって飛騨路を行き交うドライバーたちの安全と快適を支えてきた、地域にとって欠かせない存在と言えるでしょう。
四季折々の道の駅の楽しみ方
道の駅ななもり清見は、季節によって異なる魅力を楽しめるスポットです。春には周辺の山々が新緑に包まれ、清々しい空気の中でドライブの疲れを癒せます。夏は地元の農家が丹精込めて育てた夏野菜が産直コーナーに並び、トマトやキュウリ、とうもろこしなどの新鮮な高原野菜が人気を集めます。特に6月は品揃えが最も豊富になる時期とされ、地元の方も買い物に訪れるほどです。秋は飛騨地方の紅葉シーズンと重なり、色づいた山々を眺めながらの休憩が格別です。冬は雪景色の中での温かいグルメが身体に染み渡ります。高山ラーメンや飛騨牛の温かい料理は、冬のドライブ旅にぴったりです。
レストラン「味彩七杜」の飛騨グルメ
飛騨牛コロステーキ定食の魅力
道の駅ななもり清見のレストラン「味彩七杜(あじさいななもり)」で最も人気のメニューが、「飛騨牛コロステーキ定食」です。厳選された飛騨牛を食べやすい一口サイズのステーキにカットして提供するこの定食は、飛騨牛の旨味を手軽に楽しめると評判です。飛騨牛は岐阜県内で14ヶ月以上飼育された黒毛和牛の中から、肉質等級が3等級以上のものだけに認められるブランド牛です。きめ細かな霜降りと、口の中でとろけるような柔らかさが特徴で、一口頬張るとジューシーな肉汁が広がります。ステーキ定食にはご飯、味噌汁、小鉢などが付いており、飛騨の食材をふんだんに使った充実した内容になっています。道の駅の食事としては贅沢な一品ですが、市内のレストランと比べるとリーズナブルに飛騨牛を味わえます。
高山ラーメンを道の駅で味わう
味彩七杜では高山ラーメンも提供されており、こちらも人気メニューのひとつです。高山ラーメンは飛騨高山のご当地ラーメンで、一般的なラーメンとは異なる特徴を持っています。最大の特徴はスープとかえし(醤油だれ)を一緒に煮込むという独特の製法です。通常のラーメンではスープとたれを別々に作って合わせますが、高山ラーメンでは最初から一緒に煮込むことで、スープ全体に醤油の風味が深く馴染んだ独特の味わいが生まれます。麺は細い縮れ麺を使用し、具材はチャーシュー、メンマ、ネギといったシンプルな構成が基本です。あっさりとした中にも奥深いコクがある高山ラーメンは、飛騨高山を訪れたらぜひ一度は食べておきたい一杯です。
高山ラーメンは地元では「中華そば」と呼ばれています。高山市内には50軒以上の中華そば店があり、それぞれに個性的な味わいがあります。道の駅ななもり清見で食べる高山ラーメンは、市内の名店に行く前の「味見」としてもおすすめです。
飛騨牛を使った牛丼と定食メニュー
レストラン味彩七杜では、飛騨牛コロステーキ定食のほかにも、飛騨牛を使った牛丼などのメニューが揃っています。飛騨牛の牛丼は、甘辛い割り下で煮込んだ飛騨牛の薄切り肉をご飯の上に贅沢に盛り付けた一品で、一般的な牛丼チェーンとは一線を画す上質な味わいです。ランチタイムにはお得なセットメニューも用意されており、飛騨牛料理と高山ラーメンを組み合わせたセットは、両方を楽しみたいという欲張りな方にぴったりです。また、地元の食材を使った季節限定メニューも登場することがあり、訪れるたびに新しい味に出会える楽しみがあります。家族連れでも一人旅でも、それぞれのスタイルに合った食事が楽しめるレストランです。
ファーストフードコーナーの人気メニュー
レストランでの食事は時間がないという方には、ファーストフードコーナーがおすすめです。ここでは飛騨の味を手軽に楽しめるメニューが揃っています。特に人気なのが「みだらし団子」です。みだらし団子は飛騨高山の名物で、一般的なみたらし団子とは異なり、甘くない醤油味が特徴です。香ばしく焼かれた団子に醤油だれが塗られたシンプルな味わいは、飛騨の郷土の味そのものです。そのほか、飛騨牛串焼きは食べ歩きにぴったりの一品で、ジューシーな飛騨牛を串で手軽に楽しめます。自家製味噌入りソフトクリームは、甘さの中にほんのり味噌の風味が感じられるユニークなスイーツで、ここでしか味わえない逸品です。飛騨牛入りたこ焼きも人気があり、大阪のたこ焼きとは一味違った飛騨ならではのアレンジが楽しめます。
産直コーナーと地元の農産物
清見町の高原野菜が人気の理由
道の駅ななもり清見の産直コーナーは、地元農家の方々が持ち寄った新鮮な野菜が並ぶ人気のスペースです。清見町は標高約500〜600メートルの高原地帯に位置しており、昼夜の寒暖差が大きい気候が特徴です。この寒暖差こそが、甘みのある美味しい野菜を育てる秘密です。夏場でも朝晩は涼しく、野菜がじっくりと糖分を蓄えるため、平地で栽培された野菜とは一味違う深い味わいになります。特に夏のトマトやとうもろこし、キュウリなどは糖度が高く、野菜本来の甘みを堪能できます。地元の方々も「ここの野菜は味が違う」と太鼓判を押すほどで、朝早くから良い野菜を求めて訪れる常連客も少なくありません。
6月が最も品揃え豊富な理由
道の駅ななもり清見の産直コーナーは、6月が最も品揃え豊富になる時期と言われています。この時期は春に植えた野菜が収穫期を迎え、同時に山菜の季節の終わりとも重なるため、多種多様な農産物が一堂に会するのです。山菜ではワラビやゼンマイ、タラの芽などが並び、野菜ではレタス、キャベツ、アスパラガスなどの高原野菜が店頭を彩ります。また、清見町産のそば粉を使った加工品も見逃せません。清見は古くからそばの栽培が盛んな地域で、地元産のそば粉は風味豊かで人気があります。ただし、産直コーナーの商品は地元農家が持ち寄るものなので、品揃えは日によって変わります。確実に良い品を手に入れたいなら、午前中の早い時間帯に訪れるのがおすすめです。
飛騨の漬物と加工品の魅力
産直コーナーやお土産ショップには、飛騨地方ならではの漬物や加工品も並んでいます。飛騨の漬物は、厳しい冬を乗り越えるために発達した保存食文化から生まれたもので、赤かぶの漬物はその代表格です。赤かぶは飛騨地方の特産で、鮮やかな紅色と酸味のある味わいが特徴です。「漬物ステーキ」は飛騨の郷土料理で、白菜の漬物を鉄板で焼き、卵でとじるというユニークな一品ですが、この漬物ステーキに使う漬物も道の駅で手に入ります。そのほか、朴葉味噌のセットや飛騨の地酒に合うおつまみ系の加工品も充実しており、飛騨の食文化を自宅で再現するための食材が揃っています。漬物は日持ちするためお土産にもぴったりです。
季節のフルーツと特産品
清見町周辺はフルーツの産地としても知られており、季節に応じたフルーツが産直コーナーに登場します。夏にはブルーベリーやプラムなどが並び、秋にはリンゴや柿が店頭を飾ります。高原の冷涼な気候で育ったフルーツは、酸味と甘みのバランスが良く、ジューシーな味わいが特徴です。また、地元で採れた山菜や茸類も季節限定で販売されることがあり、春のコシアブラやタカノツメ(山菜)、秋の天然キノコなどは地元の方々にも人気の品です。道の駅ならではの「生産者の顔が見える買い物」ができるのも魅力のひとつで、商品に添えられた生産者の名前やコメントを見ると、食材への愛情が伝わってきます。地元の食材を通じて、清見の自然と農業の豊かさを感じられるでしょう。
お土産ショップで見つける飛騨の逸品
定番の飛騨土産が揃う品揃え
道の駅ななもり清見のお土産ショップには、飛騨高山を代表するお土産が幅広く揃っています。定番の高山ラーメンのお土産パックは、自宅でも飛騨の味を再現できると人気です。醤油ベースのスープと細縮れ麺のセットで、鍋ひとつで簡単に調理できます。さるぼぼは飛騨高山を代表する民芸品で、赤い布で作られた人形は厄除けや縁起物として親しまれています。最近ではカラーバリエーションも豊富になり、色ごとに異なるご利益があるとされています。飛騨の地酒も充実しており、高山市内の酒蔵が造る日本酒は、飛騨の澄んだ水と良質な米から生まれる深い味わいが特徴です。飲み比べセットも販売されているので、日本酒好きの方へのお土産に最適です。
道の駅ななもり清見オリジナル商品
道の駅ななもり清見では、ここでしか手に入らないオリジナル商品も販売されています。これらのオリジナル商品は、地元の食材や清見町の特色を活かして開発されたもので、他の道の駅やお土産店では見つけることができない限定品です。地元の農産物を使った加工食品や、清見町の自然をモチーフにしたグッズなど、道の駅ならではのユニークな品揃えが魅力です。「ここでしか買えない」という希少性は、お土産としての価値を高めてくれるでしょう。訪れた際にはぜひお土産ショップをじっくりと見て回り、お気に入りの一品を探してみてください。スタッフの方に人気商品を聞くのもおすすめで、地元ならではの情報を教えてもらえることがあります。
飛騨のお菓子と伝統工芸品
お土産ショップには、飛騨地方のお菓子や伝統工芸品も豊富に取り揃えられています。飛騨の銘菓として知られるものには、素朴な味わいの「げんこつ飴」や、黒砂糖と水飴で作られた伝統的な駄菓子などがあります。また、飛騨春慶塗(ひだしゅんけいぬり)の漆器は、透明感のある美しい木目が特徴の伝統工芸品で、お箸やお椀などの小物はお土産としても人気があります。一位一刀彫(いちいいっとうぼり)は、イチイの木を一本の刀で彫り上げる飛騨の伝統工芸で、彩色をせずに木の自然な色合いを活かした素朴な美しさが魅力です。お土産ショップでは手頃な価格のアイテムから本格的な工芸品まで幅広く取り扱っており、予算に応じた品選びが楽しめます。
お土産選びのポイントとおすすめ
道の駅ななもり清見でお土産を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。まず、職場や友人へのばらまき用には、個包装になったお菓子類が便利です。高山ラーメンのミニパックや飛騨の銘菓は、手頃な価格で数を揃えやすいでしょう。家族や大切な人へは、飛騨牛の加工品(しぐれ煮やビーフジャーキーなど)や地酒がおすすめです。自分用のお土産としては、産直コーナーの新鮮野菜や漬物が最も喜ばれるかもしれません。スーパーでは手に入らない地元産の旬の食材は、旅の思い出とともに食卓を彩ってくれるでしょう。なお、生鮮品を持ち帰る場合は保冷バッグの準備をお忘れなく。夏場は特に、道の駅内で保冷剤を購入できるか確認しておくと安心です。
清見町の歴史と飛騨地方との関わり
清見村の成り立ちと高山市への合併
清見町(旧清見村)は、かつて岐阜県大野郡に属していた山間の村です。2005年(平成17年)2月1日に、丹生川村、荘川村、宮村、久々野町、朝日村、高根村、国府町、上宝村とともに高山市に編入合併されました。この合併により、高山市は面積が約2,177平方キロメートルとなり、日本で最も面積の大きい市となりました。東京都よりも広い面積を持つ自治体という事実は、飛騨地方の広大さを物語っています。清見村はもともと林業と農業を基幹産業とする村でしたが、国道158号線の整備や中部縦貫自動車道の開通により、交通の要所としての役割が高まりました。道の駅ななもり清見はその象徴的な施設と言えるでしょう。
飛騨地方の地理と清見の位置づけ
飛騨地方は、岐阜県の北部に位置する山岳地帯です。飛騨山脈(北アルプス)の西側に広がるこの地域は、標高の高い山々と深い谷に囲まれた独特の地形をしています。清見町はこの飛騨地方の中でも、高山市と郡上市を結ぶ位置にあり、美濃地方(岐阜県南部)と飛騨地方をつなぐ中間地点としての役割を担ってきました。国道158号線はかつて飛騨と信州(長野県)を結ぶ主要ルートとして多くの旅人や商人が行き交った歴史ある街道で、現在も高山と松本を結ぶ重要な幹線道路です。清見町を通過するこの街道沿いに道の駅ななもり清見が位置しているのは、歴史的な交通の要所としての伝統を受け継いでいると言えるでしょう。
清見のそば文化と食の伝統
清見町は古くからそば(蕎麦)の栽培が盛んな地域として知られています。高冷地の冷涼な気候と清らかな水は、風味豊かなそばを育てるのに最適な条件です。清見産のそば粉で打った「清見そば」は、香り高くのど越しの良い味わいが特徴で、地元のそば処でも提供されています。近隣の「道の駅パスカル清見」にはそば処「清見庵」があり、地元産のそば粉を使った手打ちそばを味わうことができます。飛騨地方では、そばの実を丸ごと挽いた「田舎そば」と呼ばれる太めのそばも親しまれており、素朴でありながら深い味わいが魅力です。道の駅ななもり清見を訪れた際には、清見のそば文化にも触れてみてはいかがでしょうか。
飛騨牛の産地としての清見
清見町を含む飛騨地方は、飛騨牛の主要な生産地のひとつです。飛騨牛は、岐阜県内で14ヶ月以上飼育された黒毛和牛の中から、日本食肉格付協会による肉質等級が3等級以上のものだけに与えられるブランド名です。きめ細かな霜降りと、口の中でとろけるような柔らかさ、そして甘みのある脂の味わいが飛騨牛の特徴とされています。飛騨地方の冷涼な気候と美しい水、そして丁寧な飼育管理がこの品質を支えています。道の駅ななもり清見で味わえる飛騨牛料理は、まさに地元の恵みそのもの。生産地に最も近い場所で食べる飛騨牛は、鮮度と品質の面で特に優れていると言えるでしょう。
道の駅ななもり清見の周辺観光スポット
飛騨高山の古い町並みへのアクセス
道の駅ななもり清見から飛騨高山の古い町並みまでは、車でわずか約15〜20分です。高山の古い町並みは、江戸時代以来の城下町の姿を今に残す貴重な歴史的エリアで、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。上三之町を中心とした通りには、格子戸の美しい町家が軒を連ね、造り酒屋の杉玉や、味噌・醤油の蔵、伝統工芸品の店などが並んでいます。朝市も有名で、宮川朝市と陣屋前朝市の二つの朝市が毎日開かれています。道の駅ななもり清見で腹ごしらえを済ませてから高山の町並みを散策するというルートは、時間を効率的に使える賢いプランです。
せせらぎ街道の絶景ドライブ
道の駅ななもり清見の近くを通る「せせらぎ街道」は、飛騨地方屈指のドライブコースとして知られています。清見町の中心部から郡上八幡方面へ向かうこのルートは、全長約72キロメートルにわたって清流沿いの美しい景色が続きます。特に秋の紅葉の時期は圧巻で、ブナやカエデ、ナラなどの広葉樹が赤や黄色に色づき、まるで紅葉のトンネルの中を走っているような感覚を味わえます。標高差があるため、紅葉の時期が長く楽しめるのも特徴で、10月中旬から11月上旬にかけて見頃が移り変わっていきます。せせらぎ街道沿いには休憩ポイントや展望台もあり、道の駅ななもり清見を起点にした紅葉ドライブは飛騨観光の定番コースのひとつです。
道の駅パスカル清見との使い分け
清見町内にはもうひとつ、「道の駅パスカル清見」という道の駅があります。国道257号線沿いに位置するこちらの道の駅は、前述のそば処「清見庵」を併設しているほか、清見の特産品や乳製品を扱うショップがあります。道の駅ななもり清見が高山方面・松本方面へのアクセスに便利なのに対し、パスカル清見は郡上方面やせせらぎ街道沿いのドライブに便利な位置にあります。どちらも清見の魅力を伝える施設ですが、レストランのメニューや品揃えは異なるため、両方に立ち寄って比べてみるのも楽しみ方のひとつです。二つの道の駅を巡ることで、清見町の多彩な魅力をより深く知ることができるでしょう。
奥飛騨温泉郷や上高地への中継地点
道の駅ななもり清見は、飛騨高山だけでなく、奥飛騨温泉郷や上高地へ向かう際の中継地点としても利用されています。国道158号線をさらに東へ進むと、平湯温泉や新穂高温泉などの奥飛騨温泉郷に到着します。上高地へはさらに安房トンネルを抜けて長野県側へ入り、沢渡駐車場からバスに乗り換えてアクセスします。長距離ドライブとなるこれらのルートでは、道中の休憩が重要です。道の駅ななもり清見でしっかりと食事を摂り、トイレ休憩を済ませ、この先の道路情報を確認してから出発するのが賢い旅の進め方です。特に冬季は積雪や路面凍結の情報を確認することが安全運転のために欠かせません。
道の駅ななもり清見を訪れる際の実用情報
営業時間と休業日について
道の駅ななもり清見の営業時間は季節によって異なる場合があります。一般的にはレストランやお土産ショップは朝から夕方まで営業していますが、冬季は営業時間が短縮されることもあります。トイレや駐車場は24時間利用可能なので、深夜や早朝のドライブの休憩にも安心です。定休日についても季節や曜日によって変動する場合があるため、訪れる前に公式サイトや電話(0577-68-0022)で確認することをおすすめします。年末年始やゴールデンウィーク、お盆の時期は特に混雑するため、時間に余裕を持って訪れるとよいでしょう。平日の午前中であれば比較的空いていることが多く、ゆっくりと買い物や食事を楽しめます。
駐車場の広さと車中泊について
道の駅ななもり清見には、普通車用と大型車用の駐車場が整備されています。駐車場は比較的広く、大型観光バスの駐車にも対応しています。道の駅での車中泊については、一般的に道の駅は宿泊施設ではなく仮眠のための休憩施設と位置づけられています。長時間の駐車や滞在については、施設のルールに従うことが大切です。エンジンのかけっぱなしによる騒音やゴミの放置など、他の利用者の迷惑にならないよう配慮しましょう。近年は道の駅での車中泊マナーが問題になることもあるため、一人ひとりがルールを守り、道の駅という公共施設を気持ちよく利用できる環境を守ることが重要です。
ペット連れでの利用と注意点
ドライブ旅行ではペットを連れている方も多いでしょう。道の駅ななもり清見では、屋外のエリア(駐車場やテラスなど)では一般的にペットの同伴が可能ですが、店内やレストランへのペットの入場は制限されている場合がほとんどです。ペットと一緒に訪れる場合は、リードを必ずつけ、排泄物の処理は飼い主の責任で行いましょう。長時間車内にペットを放置することは、特に夏場は車内温度が急上昇して熱中症の危険があるため、絶対に避けてください。ペット用の水やフードを持参し、こまめに水分補給をさせることも大切です。道の駅周辺には自然が豊かな散歩コースもあるため、ペットとの気分転換に最適です。
冬季のアクセスと雪道対策
飛騨地方は豪雪地帯として知られており、道の駅ななもり清見周辺も冬季には積雪があります。12月から3月にかけては、道路に雪が積もることが珍しくなく、特に早朝や深夜は路面が凍結するリスクが高まります。冬季に訪れる際には、スタッドレスタイヤの装着が必須です。チェーンの携帯もおすすめします。中部縦貫自動車道は冬季でも比較的除雪が行き届いていますが、国道158号線の山間部は気象状況によっては通行止めになることもあります。出発前に道路情報を確認し、無理のないスケジュールで行動することが安全運転の基本です。道の駅ななもり清見では、周辺の道路状況に関する情報も提供しているため、先の行程について相談することもできます。
まとめ
📌 道の駅ななもり清見|ポイント整理
道の駅ななもり清見は、飛騨高山の玄関口に位置する便利な道の駅です。南北朝時代から伝わる「七杜」の地名を冠し、飛騨牛や高山ラーメンなどの飛騨グルメ、新鮮な高原野菜、充実したお土産が揃う、飛騨路の旅には欠かせないスポットです。
📝 この記事のポイント
- 道の駅ななもり清見は中部縦貫自動車道・高山西ICすぐの好アクセス
- 「ななもり」は南北朝時代から伝わる地名「七杜」に由来
- レストラン味彩七杜の飛騨牛コロステーキ定食や高山ラーメンが人気
- みだらし団子や飛騨牛串焼きなど手軽な飛騨グルメも充実
- 産直コーナーの高原野菜は特に6月が品揃え豊富
- せせらぎ街道の紅葉ドライブの起点としても最適
- 飛騨高山の古い町並みまで車で約15〜20分の好立地
道の駅ななもり清見は、飛騨の自然と食文化を凝縮したような場所です。南北朝時代から受け継がれてきた「七杜」の地名が示すように、この土地には長い歴史と深い自然への敬意が根づいています。飛騨牛のジューシーな旨味、高山ラーメンのあっさりとした奥深さ、高原で育った野菜の甘み。ひとつひとつの味わいの中に、飛騨の風土と人々の暮らしが息づいているのです。飛騨高山への旅の行きにも帰りにも、ぜひ道の駅ななもり清見に立ち寄って、飛騨の魅力を存分に味わってみてはいかがでしょうか。

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