アクアトト岐阜

アクア・トトぎふについて

 

 各務ヶ原市川島町にあるアクア・トトぎふを紹介します。   

 2004年(平成16年)に開館し、淡水魚専門の世界最大級の規模の水族館であり、大変有名です。館内には、約220種(約20000点)の動物と約30種(約2000点)の植物が展示されています。環境学習の実践の場、ならびに地域交流の拠点となることを目的に、岐阜県によって整備されました。子供から大人まで、岐阜県の自然環境や世界の河川環境を楽しく学び、見ているだけでも癒される⽔族館です。水族館は4階建てで、外部にショー用のステージも設置されています。館内はバリアフリー化がされており、車椅子の方も難なく館内を見学して回ることができます。

 開館時間は平日は、午前9時30分から午後5時まで(土日祝日は午後6時まで)です。年中無休で営業しています。入場料は、大人1540円、高校生・中学生1130円、小学生770円、幼児(3歳以上)380円です。アクア・トトぎふに1年間で数回行くという方には、年間パスポートを購入した方がお得です。通常の入場料金の2回分の値段を支払えば、1年間何度でも入館することができます。水辺の生き物が好きという方やたくさん見たいという方には、お勧めです。

 

 アクア・トトぎふのおすすめポイント1つ目は、珍しくて大きな淡水魚を見ることができることです。館内には、約220種類の動物がいますが、その中に淡水の中で生きる淡水魚というものがいます。4階には、長良川上流エリア、3階には、長良川中流・下流エリア、その他の日本国内の河川の生き物が展示されています。2階には、東アジアエリアの長江、メコン川、アフリカエリアのコンゴ川、タンガニーカ湖などの海外の生き物が展示されています。

 そして1階には、南アメリカエリアのアマゾン川の生き物が展示されています。特に、アマゾン川に住む世界最大級の淡水魚「ピラルクー」に目を奪われること間違いありません。          

ピラルクーを初めて見た時に感じたのは、日本国内の淡水魚とは違い、色も大きさも今までに見たことがないものでした。ピラルクーの大きさは大きなものだと全長4メートルになり、体の色は灰色から黒色をしていてゆったりと遊泳します。1億年もの間、姿を変えずにいると考えられ、「生きた化石」と呼ばれているそうです。ピラルクー以外にも大きな淡水魚は泳いでおり、どれを見ていても目を奪われます。ただ、その大きさや見た目から怖くて泣いている幼児を見かけたこともあるので、怖がる子どももいるかもしれません。

 また、世界最大の流水面積を誇り、流量も世界の川の20%を占めているアマゾン川ならでは、様々な生物が他にも展示されています。ナマズ類も多くの種類が生息しているため、レッドテールキャットと呼ばれるナマズも展示されています。また、するどい歯を持ち、肉食であるピラニアナッテリーも展示されています。どの生き物も日本国内では中々見ることができないため、大変珍しいものを見ることや学ぶことができると思います。

 おすすめポイントの2つ目は、動物と触れ合うことができることです。

 1階の外などには、カピパラ、ゾウガメ、長良川に生息する魚が飼育されている場所があります。曜日や時間帯は指定されていますが、それぞれ餌やりをすることができます。

 カピパラは、可愛いらしい顔をしているので、可愛いというイメージがありますが、世界最大級のねずみというだけあって、かなり大きくて驚きました。また、体毛がゴワゴワと固そうな印象を受けました。また、飼育されているゾウガメは、アルダブラゾウガメという種類で、100年以上生きます。のったりゆったりと動いて、時には寝ていることもあります。大きくて立派な甲羅が長年の歳月を表しているようでした。絶滅危惧種だったそうです。館内の生き物を見ているだけでは退屈してしまうというお子様には、触れ合うことができるコーナーがあるとさらに楽しめるのではないでしょうか。

 

 おすすめの3つ目は、水族館内で様々なイベントやプログラムが企画されていることです。 

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 常設展示以外にも、1階の出口付近には、珍しい生き物などについての展示がされています。現在は、ウーパールーパーの生態や仲間、現状などについて展示されています。以前はえりまきとかげ、蜘蛛、アリゲーターガーなどについても展示されていました。常設展示されている淡水魚や水辺の動植物だけでなく、珍しい生き物についても見ることができるので、子どもだけでなく大人も集中して見入ってしまいます。

 また、土日祝日のみですが、水族館内のバックヤードツアーも開催されています。通常は、表側からしか見ないですが、裏側を飼育員さんが案内してくれるという内容です。

 また、閉館後の水族館の中に入り、見学するナイトツアーも開催されています。見学後は、1階の巨大な淡水魚の水槽の前で一晩を過ごすことができるそうです。大きな淡水魚の前で寝るのは夜の間に何かが起きるのではないかと、かなり勇気が必要ですが、心に残る思い出が作れそうです。

 

 アクア・トトぎふのおすすめポイントを3つ紹介しました。世界最大級の淡水魚専門の水族館であり、日本国内だけでなく、海外の淡水魚なども見ることができます。そんな珍しい水族館が岐阜県にあるということなので、是非1度足を運んでみる価値はあると思います。