養老の滝

岐阜お出かけ情報

養老の滝。某居酒屋チェーン店を思い浮かべる方も多いと思いますが、「日本の滝百選」「名水百選」に選定されている岐阜県養老町にある滝です。
養老天命反転地、こどもの国、養老パークゴルフ場などの施設を含んだ、広大な養老公園内にあります。
山々に囲まれ、川が流れていたりと、雄大な自然に囲まれた癒しスポットとなっております。

うだるような暑さの続く今だからこそオススメしたい、滝涼みをご紹介いたします♪

養老の滝と周りの自然が素晴らしい♪

今回は交通安全協会駐車場から養老の滝を目指します♪(1歳児を抱っこ紐に入れています)
滝までの道のりは約30分程度。
スニーカーなどの歩きやすい靴で行かれることをお勧めします。
延々続く登り道。
川の水で滑りやすくなっている路面。
山歩きさながらのコースに、ヒーヒー言いながら歩いていきます。
途中、滝から流れる小川に7つの橋があります。
「みゆき橋」「万代橋」「紅葉橋」「妙見橋」「渡月橋」「不動橋」「松風橋」と、趣深い名前がつけられており、周りの自然と調和しています。
要所要所に休憩用のベンチが設けられており、散策の休憩をとったり、フォトジェニックな写真を撮ることができます♪
橋と周りの木々が作り出す景色が素晴らしく、春には桜の花々、夏には青々と茂る木々の緑、秋には紅葉と、それぞれに美しい景色を見せてくれることでしょう。

 

7つの橋を見ながら歩いていくと、滝の手前に大きな石の階段があります。
ここを乗り切れば滝を思う存分楽しむことができるので、力を出し切って登り切りましょう!!

小さなお子さんやお年寄りは登るのが大変かもしれないので、一緒に行かれた方が手助けする必要があります。
うちは3歳と1歳の子供を連れて行きましたが、なんとか自力で登ることができた3歳児からも目を離すことができず、なんだかんだ大変でした。
抱っこ紐にくくりつけたままの1歳児と私は、もちろん汗だくです。
最後の力を振り絞ります(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

ようやく滝に到着です!
滝の周りに柵がめぐらされてはいますが、滝壺に溜まった水に触れることができます。
那智の滝や華厳の滝のような大きな滝を想像すると思いのほか小ぶりですが、これほどまでに滝壺に近づける滝も珍しいのではないでしょうか。
滝の落ちる轟音や水しぶきを間近で浴び、疲れた心身が浄化されるような感覚に浸ることができます。
涼しげなマイナスイオンに、子供たちもテンションMAXで喜んでいました☆

アクセス

自家用車:名神高速道路 養老ICから約10分
     名神高速道路 大垣ICから約20分
公共交通機関:養老鉄道養老駅から徒歩約1時間
      タクシーは約10分
公共交通機関では不便なため、自家用車で行かれることをお勧めします。

入場料金・駐車料金

入場料金、駐車料金ともに無料です♪

無料駐車場は4箇所程度ありますが、祝祭日などはたいへん混雑します。
有料駐車場は2箇所あり、滝まで距離がある交通安全協会駐車場は1日300円で約200台停めることができます。
こちらは土日祝祭日などはお昼には満車となるため、午前中の早い時間に行かれることをお勧めします。
滝まで近い養老の滝駐車場は平日1日500円、土日祝祭日は1日1000円で約80台停めることができます。
利用時間は午前9時から午後5時までとなっています。

営業日・営業時間など

養老の滝は24時間見学可能ですが、周りは山々に囲まれているため、日の出から日の入までの時間に行かれることをお勧めします。
駐車場の利用時間も午前9時から午後5時までとなっているので、その時間帯に見学されるのが良いでしょう。

紅葉の時期は滝のライトアップを見ることができます。光に照らされた荘厳な滝を眺めるのもまた一興ですよ♪

養老の滝の昔話

美濃の国に、源丞内(げんのじょうない)という貧しい若者がいました。
丞内は老父を家に残して薪を拾いに行き、それを売って父親のための酒や米を買うのが日課でした。
老父は目が不自由で、日々酒だけが楽しみでした。
ある日、丞内が山の中で転んで眠ってしまったところ、夢の中で酒の匂いがしました。
目がさめると、香り高い酒が湧き出る泉がありました。
丞内は喜んで、持っていたひょうたんにその酒を入れ持ち帰りました。

帰って老父にその酒を与えると、老父の目が見えるようになるではありませんか。
酒の泉は不自由な体を直すということで有名になりました。
この不思議なエピソードは帝の耳にも達するまでとなり、丞内は美濃の守に任ぜられました。

「養老」という「老人を大切にし、世話をする」という意味合いの地名がこの地についたのは、このような言い伝えからだと言われています。

滝までの道中に源丞内が水を入れて持ち帰った「ひょうたん」や、養老の水を使ったサイダーも販売されています。

お土産の1つとして購入されるのも面白いですね♪( ´▽`)