岐阜の避暑地|夏でも涼しいおすすめスポット完全ガイド

夏の暑さから逃れたいとき、岐阜県には標高の高い高原や渓谷、天然のクーラーともいえる鍾乳洞など、涼を求めるのに最適なスポットが数多く存在します。名古屋や大阪からもアクセスしやすく、日帰りでも宿泊でも楽しめる岐阜の避暑地は、毎年多くの観光客で賑わいます。本記事では、岐阜県内のおすすめ避暑地を詳しくご紹介し、それぞれの魅力やアクセス方法、周辺グルメまで徹底解説します。真夏でも涼しく過ごせる岐阜の避暑地で、特別な夏の思い出を作ってみませんか。

目次

岐阜県が避暑地として人気の理由

標高差が生み出す涼しさの秘密

岐阜県は、南部の濃尾平野から北部の飛騨山脈まで、標高差が3,000メートル以上もある地形が特徴です。一般的に標高が100メートル上がるごとに気温は約0.6度下がるとされており、標高1,000メートルを超える高原地帯では、真夏でも平地より6度以上涼しくなります。

避暑地 標高 夏の平均気温
ひるがの高原 約900m 約22〜25℃
乗鞍高原(飛騨側) 約1,500m 約18〜22℃
奥飛騨温泉郷 約800〜1,100m 約22〜26℃
岐阜市内(参考) 約15m 約28〜35℃

例えば、ひるがの高原は標高約900メートルに位置し、8月の平均気温は約22度前後。名古屋の8月平均気温が28度を超えることを考えると、その差は歴然です。乗鞍岳の畳平に至っては標高2,702メートルもあり、真夏でも気温が15度前後と長袖が必要なほどの涼しさを体験できます。

💡 知って得する豆知識
岐阜県は日本で7番目に面積が広い県ですが、県土の約80%が森林に覆われています。この豊かな森林と、北アルプスを含む3,000m級の山々が生み出す標高差が、平野部と山間部で最大10℃以上の気温差をもたらしています。猛暑で知られる美濃地方の多治見市と、飛騨の高原地帯の気温差は驚くほど大きいのです。

この標高差による自然の涼しさこそが、岐阜県が避暑地として古くから愛されてきた最大の理由といえるでしょう。エアコンに頼らない天然の涼しさは、身体にも優しく、リフレッシュ効果も抜群です。

💡 知って得する豆知識
「気温減率」と呼ばれるこの現象は、空気が上昇するにつれて膨張し冷却されることで起こります。標高1,000mでは平地より約6度、2,000mでは約12度低くなるため、真夏の30度超えの日でも高原では20度前後の快適な気温になるのです。

豊かな自然と清流がもたらす癒し効果

岐阜県には、長良川、木曽川、飛騨川など、日本でも有数の清流が流れています。これらの川沿いや渓谷では、水の蒸発による気化熱で周囲の気温が下がり、川面を渡る風が天然のクーラーのような役割を果たします。

📜 歴史メモ

岐阜県は「清流の国ぎふ」をキャッチフレーズに掲げるほど、水資源に恵まれた県です。長良川は日本三大清流のひとつに数えられ、その水質の高さは1,300年以上続く鵜飼文化を支えてきました。夏場の川遊びや渓流散策が避暑の定番となっているのは、こうした豊かな水環境があるからこそです。

特に付知峡や恵那峡などの渓谷地帯では、木陰と水辺の相乗効果で体感温度がさらに低く感じられます。マイナスイオンをたっぷり含んだ空気は、都会の喧騒で疲れた心身を癒してくれる効果もあります。

また、森林浴の効果も見逃せません。岐阜県の森林面積は県土の約81%を占めており、全国でも有数の森林県です。木々が作り出す日陰と、葉から蒸散される水分による冷却効果で、森の中は周囲より2〜3度低いことも珍しくありません。

スポット名 標高 夏の気温目安 おすすめ度
乗鞍岳(畳平) 2,702m 約15度 ★★★★★
ひるがの高原 約900m 約22度 ★★★★☆
奥飛騨温泉郷 800〜1,200m 約20〜24度 ★★★★☆
鍾乳洞(洞内) 約12〜15度 ★★★★★

ひるがの高原で過ごす涼やかな夏

ひるがの高原の基本情報と魅力

ひるがの高原は、岐阜県郡上市高鷲町に位置する標高約900メートルの高原リゾートです。夏の平均気温は約22度と、名古屋より6度以上も涼しく、避暑地として古くから親しまれてきました。

広大な高原には、牧場やキャンプ場、コテージ、ペンションなどの宿泊施設が点在し、家族連れからカップル、グループまで様々なスタイルで滞在を楽しめます。特に「ひるがの高原 牧歌の里」は、動物とのふれあいや季節の花々を楽しめるテーマパークとして人気があります。

高原一帯には、ラベンダーやコスモス、ひまわりなど季節ごとの花畑が広がり、7月下旬から8月にかけてはラベンダーの見頃を迎えます。紫色の花畑と北アルプスの山並みが織りなす風景は、まさに日本のプロヴァンスとも呼ばれる絶景です。

ひるがの高原のおすすめアクティビティ

夏のひるがの高原では、様々なアウトドアアクティビティを楽しむことができます。涼しい気候の中でのアクティビティは、平地では味わえない爽快感があります。

まず人気なのが、乗馬体験です。牧歌の里では初心者でも安心して楽しめる引き馬体験から、本格的な乗馬レッスンまで対応しています。高原の風を感じながらの乗馬は、日常を忘れさせてくれる特別な体験となるでしょう。

また、高原サイクリングもおすすめです。涼しい風を受けながら高原を自転車で巡ると、車では気づかない小さな発見がたくさんあります。レンタサイクルを利用すれば、手ぶらでも気軽に楽しめます。

さらに、夏季限定でオープンするひるがの高原スキー場のサマーゲレンデでは、人工芝でのスキーやスノーボードが体験できます。涼しい高原で夏にウィンタースポーツの練習ができるとあって、スキーヤーやスノーボーダーに人気のスポットです。

ひるがの高原へのアクセスと周辺グルメ

ひるがの高原へは、東海北陸自動車道「ひるがの高原スマートIC」から約5分でアクセスできます。名古屋からは車で約1時間30分、大阪からは約2時間30分と、日帰りでも十分楽しめる距離にあります。

公共交通機関を利用する場合は、長良川鉄道「美濃白鳥駅」からバスで約30分です。ただし、高原内の移動は車があると便利なため、レンタカーの利用をおすすめします。

高原周辺のグルメでは、地元の新鮮な牛乳を使ったソフトクリームや、飛騨牛を使った料理が人気です。特に牧歌の里内のレストランで味わえる飛騨牛ハンバーグは、ジューシーで肉の旨味が凝縮された逸品。また、高原野菜を使ったサラダやスープも、新鮮な味わいで観光客に好評です。

📍 ひるがの高原 基本情報

所在地:岐阜県郡上市高鷲町ひるがの
標高:約900m(夏の平均気温 約22度)
車でのアクセス:東海北陸自動車道「ひるがの高原スマートIC」から約5分
名古屋から:車で約1時間30分 / 大阪から:車で約2時間30分
公共交通:長良川鉄道「美濃白鳥駅」からバス約30分

乗鞍岳・乗鞍スカイラインの絶景避暑

日本一標高の高い道路で味わう別世界

乗鞍スカイラインは、岐阜県高山市の平湯峠から乗鞍岳畳平までを結ぶ全長14.4キロメートルの山岳道路です。終点の畳平は標高2,702メートルに位置し、自動車で行ける日本最高地点として知られています。

真夏でも畳平の気温は15度前後で、平地より15度以上も涼しい別世界が広がります。7月でも残雪が見られることがあり、長袖や薄手のジャケットは必須アイテムです。都会の猛暑を忘れさせてくれる、まさに天然のクーラーといえる環境です。

2003年からはマイカー規制が実施されており、平湯温泉や朴の木平からシャトルバスを利用してアクセスします。バスの車窓からは、標高が上がるにつれて植生が変化していく様子を観察でき、亜高山帯から高山帯への移り変わりを実感できます。

畳平周辺のトレッキングコース

畳平に到着したら、高山植物の宝庫である周辺を散策してみましょう。7月から8月にかけては、コマクサ、ハクサンイチゲ、チングルマなど、可憐な高山植物が花を咲かせます。

初心者におすすめなのが、畳平から約15分で到着できる「お花畑」の周遊コースです。整備された木道を歩きながら、高山植物の群落を間近で観察できます。高度に慣れていない方でも無理なく楽しめるコースです。

体力に自信のある方には、畳平から乗鞍岳の最高峰・剣ヶ峰(標高3,026メートル)への登山がおすすめです。往復約3時間のコースで、3,000メートル級の山頂からは北アルプスの山々を一望できる大パノラマが広がります。

ただし、高山病のリスクもあるため、ゆっくりとしたペースで歩くことが大切です。また、天候が急変しやすいため、レインウェアの携帯は必須です。

乗鞍岳へのアクセスと注意点

乗鞍岳へは、平湯温泉バスターミナルからシャトルバスで約45分です。バスは7月から10月の運行で、片道約1,300円、往復約2,300円となっています。始発は朝6時台からあり、早朝の涼しい時間帯に出発するのがおすすめです。

名古屋からは、東海北陸自動車道と国道158号を経由して平湯温泉まで約2時間30分。大阪からは約4時間かかります。日帰りも可能ですが、平湯温泉や奥飛騨温泉郷で一泊して、ゆっくりと過ごすのもおすすめです。

注意点として、畳平では気圧が平地の約4分の3しかなく、酸素も薄くなります。急な動作は避け、水分をこまめに補給しましょう。また、紫外線が強いため、日焼け止めやサングラス、帽子も必携です。

Q. 乗鞍岳は登山初心者でも大丈夫?
A. 畳平周辺のお花畑コースは木道が整備されており、約15分で回れるため初心者でも安心です。ただし、最高峰の剣ヶ峰(3,026m)への登山は往復約3時間かかり、高山病のリスクもあるため、体力と経験に応じた計画を立てましょう。

奥飛騨温泉郷で涼を感じる温泉旅

5つの温泉地が織りなす多彩な魅力

奥飛騨温泉郷は、平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉の5つの温泉地から構成される温泉郷です。標高800メートルから1,200メートルに位置し、夏でも朝晩は涼しく、エアコンなしでも快適に過ごせます。

各温泉地にはそれぞれ個性があり、平湯温泉は歴史ある温泉街の風情、福地温泉は秘湯の雰囲気、新平湯温泉は家族向けの施設が充実、栃尾温泉は静かな山里の趣、新穂高温泉はロープウェイへのアクセスが便利という特徴があります。

温泉郷全体で露天風呂の数は100を超えるといわれ、「露天風呂天国」とも呼ばれています。山々に囲まれた開放的な露天風呂で、涼しい山の空気を感じながらの入浴は、夏ならではの贅沢です。

夏におすすめの露天風呂と日帰り入浴施設

奥飛騨温泉郷で特におすすめの露天風呂が、新穂高温泉の「新穂高の湯」です。蒲田川の河原に湧く野趣あふれる露天風呂で、無料で利用できます。混浴ですが、水着着用OKなので、家族連れでも安心です。川のせせらぎを聞きながらの入浴は格別です。

日帰り入浴施設では、平湯温泉の「ひらゆの森」がおすすめです。広大な敷地に男女合わせて16もの露天風呂があり、すべて源泉かけ流し。入館料は大人600円とリーズナブルで、一日中ゆっくりと温泉を楽しめます。

また、福地温泉の「石動の湯」は、築150年の古民家を移築した趣ある日帰り施設です。囲炉裏のあるロビーで休憩しながら、昔ながらの雰囲気を楽しめます。

新穂高ロープウェイで空中散歩

奥飛騨温泉郷を訪れたら、ぜひ新穂高ロープウェイにも足を運んでみてください。日本唯一の2階建てゴンドラで、標高2,156メートルの西穂高口駅まで一気に上ることができます。

山頂駅の展望台からは、西穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳など北アルプスの名峰を360度のパノラマで見渡せます。夏でも山頂は涼しく、天気の良い日は遠く富山湾まで見えることもあります。

ロープウェイの料金は往復で大人3,300円。第1ロープウェイと第2ロープウェイを乗り継ぐ約25分の空中散歩は、スリル満点です。夏休み期間中は混雑するため、朝早めの便を狙うのがおすすめです。

飛騨高山の町並みで感じる夏の風情

古い町並みの日陰を歩く涼しさ

飛騨高山は標高約570メートルに位置し、盆地特有の気候で夏は暑くなることもありますが、古い町並みには独特の涼しさがあります。江戸時代から続く町家建築は、夏の暑さを和らげる工夫が随所に施されています。

出格子や土壁は断熱効果があり、軒の深い庇は直射日光を遮ります。また、町家の奥に続く中庭や坪庭は、風の通り道となって自然の空調効果を生み出しています。先人の知恵が詰まった町並みを歩くと、現代のエアコンとは違う心地よい涼しさを感じることができます。

朝市の時間帯は特におすすめです。宮川朝市と陣屋前朝市は、早朝6時から開催されており、涼しい朝の空気の中で地元の新鮮な野菜や果物、漬物などを買い求めることができます。

飛騨高山の夏グルメと涼スイーツ

夏の飛騨高山では、暑さを吹き飛ばす涼やかなグルメを楽しみましょう。まずおすすめなのが、飛騨そばです。冷たいざるそばやおろしそばは、つるりとしたのど越しで夏にぴったり。「寿美久」や「梗絲」など、地元で評判の蕎麦店で味わってみてください。

スイーツでは、町並みの各所で販売されているわらび餅やところてんが人気です。特に「二四三屋」のみたらし団子は、甘辛いタレともちもちの食感が絶妙で、食べ歩きの定番となっています。

また、飛騨牛を使った冷しゃぶや、地元の新鮮な野菜を使ったサラダなど、夏限定のメニューを提供する飲食店も多くあります。涼しい店内でゆっくりと食事を楽しむのも、避暑地ならではの過ごし方です。

飛騨高山へのアクセスと周辺観光

飛騨高山へは、JR高山本線「高山駅」が玄関口です。名古屋からは特急「ひだ」で約2時間20分、大阪からは京都経由で約4時間かかります。車の場合は、東海北陸自動車道「飛騨清見IC」から約30分です。

高山市内の観光には、レンタサイクルが便利です。古い町並みや宮川沿いを自転車で巡ると、効率よく観光スポットを回ることができます。また、「まちなみバス」も運行しており、主要観光地を100円で移動できます。

周辺観光では、白川郷や上高地へのアクセスも良好です。高山を拠点に、複数の避暑地を巡る旅行プランもおすすめです。

付知峡・恵那峡で渓谷の涼を満喫

付知峡の清流と滝めぐり

付知峡は、岐阜県中津川市付知町にある渓谷で、付知川の清流と美しい滝が織りなす景勝地です。「森林浴の森日本100選」にも選ばれており、マイナスイオンたっぷりの涼やかな空間が広がります。

見どころは、「不動滝」「観音滝」「仙樽の滝」の3つの滝です。特に不動滝は落差約8メートルで、滝つぼの近くまで行くことができ、水しぶきを浴びて天然のクールダウンを体験できます。滝周辺の気温は、夏でも周囲より5度以上低く感じられます。

渓谷沿いには遊歩道が整備されており、約1時間で主要な滝を巡ることができます。木々のトンネルの中を歩く道のりは、木漏れ日が美しく、森林浴を楽しみながらの散策に最適です。

恵那峡の遊覧船で水上の涼

恵那峡は、木曽川をせき止めて造られた大井ダム湖とその周辺の渓谷で、奇岩や断崖が連なる景勝地です。夏には遊覧船に乗って、水上から涼を楽しむことができます。

遊覧船は恵那峡乗船場から出発し、約30分かけてダム湖を周遊します。船上では湖面を渡る風が心地よく、両岸にそびえる奇岩「屏風岩」「獅子岩」「軍艦岩」などを間近に見ることができます。

乗船料は大人1,500円で、毎日9時から16時まで運航しています。特に午前中の便は、水面に映る緑が美しく、写真撮影にもおすすめです。

付知峡・恵那峡へのアクセスと周辺情報

付知峡へは、中央自動車道「中津川IC」から車で約40分です。公共交通機関の場合は、JR中央本線「中津川駅」から北恵那交通バスで約50分、「付知峡口」下車後、徒歩約30分です。

恵那峡へは、同じく「中津川IC」から約30分、または「恵那IC」から約10分でアクセスできます。JR「恵那駅」からは、東鉄バスで約15分で到着します。

周辺グルメでは、中津川名物の「栗きんとん」が有名です。秋が旬ですが、栗を使った和菓子は通年で販売されています。また、恵那峡周辺には「恵那峡ワンダーランド」という遊園地もあり、家族連れの観光にもおすすめです。

天然のクーラー・鍾乳洞探検

関ケ原鍾乳洞の神秘的な世界

関ケ原鍾乳洞は、岐阜県不破郡関ケ原町にある全長約518メートルの鍾乳洞です。洞内の気温は年間を通じて約15度に保たれており、真夏でもひんやりとした空気が漂います。

約2億年前に形成されたとされる鍾乳石は、「竜宮の門」「弁財天」「不老長寿の滝」など、様々な形状を見せてくれます。LEDライトで照らされた鍾乳石は幻想的な輝きを放ち、自然が作り出したアートを堪能できます。

見学所要時間は約30分で、入洞料は大人700円です。歩きやすい靴と、涼しさ対策の上着を持参することをおすすめします。洞内は滑りやすい場所もあるため、足元には十分注意してください。

大滝鍾乳洞の地底探検

大滝鍾乳洞は、岐阜県郡上市八幡町にある東海地方最大級の鍾乳洞です。総延長約2キロメートルのうち、約700メートルが公開されており、その名の通り洞内には落差約30メートルの地底滝があります。

洞内の気温は約12度と、関ケ原鍾乳洞よりもさらに涼しく、真夏でも上着がないと寒いほどです。入口まではケーブルカーで上り、約30分かけて地底世界を探検します。

入洞料は大人1,100円で、ケーブルカー代も含まれています。郡上八幡の町並み観光と組み合わせて訪れるのがおすすめです。

📜 歴史メモ

大滝鍾乳洞は約2億年前のサンゴ礁が石灰岩となり、長い歳月をかけて地下水に溶かされて形成されました。洞内の鍾乳石は1cm成長するのに約100年かかるとされ、目の前の巨大な鍾乳石は数十万年もの時間が刻まれた自然の芸術品です。

鍾乳洞観光の注意点と楽しみ方

鍾乳洞を訪れる際は、いくつかの注意点があります。まず服装ですが、洞内は涼しいを通り越して寒いと感じることもあるため、夏でも長袖の上着を持参しましょう。また、天井から水滴が落ちてくることもあるので、濡れても良い服装がベストです。

足元は、水で濡れて滑りやすい場所があるため、スニーカーなど歩きやすい靴を選んでください。ヒールやサンダルは避けた方が安全です。

カメラを持参する場合は、暗い洞内での撮影に備えて感度設定を確認しておきましょう。三脚の使用が禁止されている場所もあるため、手ブレに注意が必要です。

岐阜の避暑地を満喫するためのコツ

持ち物チェックリストと服装の選び方

岐阜の避暑地を快適に楽しむためには、適切な持ち物と服装が欠かせません。標高の高い場所では気温差が大きいため、重ね着できる服装がおすすめです。

持ち物チェックリストとしては、長袖の上着、帽子、日焼け止め、サングラス、レインウェア、飲み物、虫除けスプレーが基本です。乗鞍岳など標高の高い場所へ行く場合は、防寒着も必要になります。

靴は、歩きやすいスニーカーやトレッキングシューズを選びましょう。特に渓谷や鍾乳洞では、滑りやすい場所があるため、グリップの良い靴底のものがベストです。

✅ 岐阜の避暑地 持ち物チェックリスト

✓ 長袖の上着(標高が高い場所は真夏でも寒いことがあります)

✓ 帽子・サングラス・日焼け止め(高地は紫外線が強力)

✓ レインウェア(山の天気は急変しやすい)

✓ 歩きやすい靴(渓谷や鍾乳洞は滑りやすい場所も)

✓ 虫除けスプレー・飲み物(こまめな水分補給を)

混雑を避けるベストな時期と時間帯

夏休み期間中の岐阜の避暑地は、特に週末を中心に混雑します。できれば平日に訪れるのがおすすめですが、週末しか行けない場合は、早朝に出発して午前中のうちに主要スポットを回ると比較的空いています。

また、8月上旬のお盆前後は特に混雑するため、7月中旬から下旬、または8月下旬から9月上旬が狙い目です。この時期はまだ十分涼しく、観光客も比較的少ないため、ゆっくりと避暑地を楽しめます。

乗鞍スカイラインのシャトルバスや新穂高ロープウェイは、早朝便を利用すると混雑を避けられます。朝一番で山頂に到着し、気温が上がる前に下山するプランが体力的にも楽でおすすめです。

日帰りと宿泊、それぞれの楽しみ方

岐阜の避暑地は、日帰りでも十分楽しめますが、宿泊すればより深く魅力を味わうことができます。日帰りの場合は、1つのエリアに絞って集中的に観光するのがおすすめです。例えば、ひるがの高原なら牧歌の里と周辺の散策、乗鞍岳なら畳平周辺のトレッキングといった具合です。

宿泊する場合は、奥飛騨温泉郷や飛騨高山を拠点にすると、複数のスポットを効率よく回ることができます。特に奥飛騨温泉郷は、乗鞍岳と新穂高ロープウェイの両方にアクセスしやすく、朝晩は涼しい高原の空気の中でリラックスできます。

夏の夜は、都会では味わえない満天の星空を楽しめるのも避暑地ならではの魅力です。宿によっては星空観察ツアーを開催しているところもあるので、チェックしてみてください。

郡上八幡の清流と城下町散策

長良川の支流・吉田川で水遊び

郡上八幡は、長良川の支流である吉田川と小駄良川が合流する水の町です。標高約250メートルとそれほど高くはありませんが、町中を流れる清流が涼しさをもたらしてくれます。特に有名なのが、新橋からの飛び込みです。

毎年7月中旬から8月下旬にかけて、地元の子どもたちが高さ約12メートルの新橋から吉田川へ飛び込む姿が夏の風物詩となっています。観光客も見学でき、その勇姿を間近で見ることができます。橋の下では川遊びを楽しむ人々で賑わい、真夏でも川の水は冷たく、天然のプールとして親しまれています。

また、町内には「いがわこみち」と呼ばれる水路が張り巡らされており、鯉が泳ぐ清らかな水路沿いを散策できます。水路に手を入れると、ひんやりとした水の冷たさに驚くことでしょう。

郡上おどりと夏の夜の涼

郡上八幡といえば、日本三大盆踊りの一つ「郡上おどり」が有名です。7月中旬から9月上旬まで33夜にわたって開催され、特に8月13日から16日の4日間は「徹夜おどり」として夜通し踊りが続きます。

夜の涼しい時間帯に踊るため、暑さを気にせず楽しめるのが魅力です。観光客も地元の人と一緒に輪に入って踊ることができ、「見るおどり」ではなく「踊るおどり」として親しまれています。下駄を履いて踊る独特の音と、お囃子の調べは、夏の夜を涼やかに彩ります。

郡上おどりに参加する際は、浴衣を着るとより一層雰囲気を楽しめます。レンタル浴衣を提供している店舗もあるので、手ぶらで訪れても大丈夫です。

郡上八幡城と城下町グルメ

郡上八幡のシンボルである郡上八幡城は、山の上に建つ木造再建天守です。天守からは城下町を一望でき、吉田川や長良川が織りなす絶景を楽しめます。城への登り道は木々に覆われており、森林浴をしながら涼しく登ることができます。

城下町のグルメでは、名物の「鶏ちゃん」がおすすめです。味噌や醤油ベースのタレに漬け込んだ鶏肉とキャベツを鉄板で焼く郷土料理で、ビールとの相性も抜群です。また、清流で育った鮎の塩焼きや、郡上味噌を使った料理も人気があります。

スイーツでは、宗祇水のそばにある「新橋亭」のかき氷が夏の定番です。ふわふわの氷にたっぷりのシロップがかかった昔ながらのかき氷は、暑さを吹き飛ばしてくれます。

養老の滝と養老公園で森林浴

日本の滝百選・養老の滝の魅力

養老の滝は、岐阜県養老郡養老町にある落差約32メートル、幅約4メートルの名瀑です。「日本の滝百選」にも選ばれており、古くから「養老孝子伝説」で知られる霊験あらたかな滝として信仰を集めてきました。

滝の周辺は木々に囲まれ、真夏でも涼しい空気が漂います。滝つぼ近くまで遊歩道が整備されており、轟音とともに落ちる水しぶきを間近で体感できます。マイナスイオンをたっぷり浴びて、心身ともにリフレッシュできるスポットです。

滝までの道のりは、養老公園の駐車場から徒歩約30分。緩やかな上り坂が続きますが、途中には休憩所や土産物店もあり、のんびりと歩けます。

養老公園の多彩な楽しみ方

養老公園は、養老の滝を中心とした約78ヘクタールの広大な公園です。園内には、体験型アート施設「養老天命反転地」、パターゴルフやテニスコートがある「養老スポーツ広場」、子ども向けの「こどもの国」など、多彩な施設が揃っています。

特にユニークなのが「養老天命反転地」です。世界的に有名なアーティスト、荒川修作とマドリン・ギンズがデザインした体験型アート作品で、傾斜した地面や迷路のような構造が、平衡感覚を揺さぶる不思議な体験を提供します。

園内は木々が多く、木陰を歩けば真夏でも涼しく感じられます。お弁当を持参してピクニックを楽しむのもおすすめです。

養老へのアクセスと周辺観光

養老公園へは、養老鉄道「養老駅」から徒歩約10分で公園入口に到着します。名古屋からは、JR東海道線で大垣駅へ行き、養老鉄道に乗り換えて約1時間30分。車の場合は、名神高速道路「大垣IC」または「養老IC」から約20分です。

周辺観光では、「養老サイダー」の製造元である養老サイダー工場の見学(要予約)や、養老の地ビールが楽しめる「養老ブルワリー」などがあります。また、養老町は焼肉店が多いことでも知られ、「養老焼肉街道」と呼ばれる国道沿いには多くの焼肉店が軒を連ねています。

岐阜の避暑地モデルコース

日帰りコース:乗鞍岳と奥飛騨温泉郷

名古屋発の日帰りコースとしておすすめなのが、乗鞍岳と奥飛騨温泉郷を組み合わせたプランです。早朝に出発し、午前中に乗鞍岳の畳平でトレッキングを楽しみ、午後は奥飛騨温泉郷で日帰り入浴を満喫するコースです。

具体的なスケジュールとしては、朝5時に名古屋を出発し、7時30分頃に平湯温泉に到着。8時のシャトルバスで畳平へ向かい、約2時間の散策を楽しみます。11時頃に下山し、平湯温泉の「ひらゆの森」で温泉と昼食。14時頃に帰路につけば、夕方には名古屋に戻れます。

1泊2日コース:飛騨高山と奥飛騨温泉郷

より充実した避暑旅行を楽しみたい方には、1泊2日のコースがおすすめです。1日目は飛騨高山の古い町並みを散策し、奥飛騨温泉郷に宿泊。2日目は新穂高ロープウェイで山頂の絶景を楽しむプランです。

1日目は、午前中に飛騨高山に到着し、古い町並みや朝市を散策。飛騨牛の昼食を楽しんだ後、午後は高山陣屋や飛騨の里を見学。夕方には奥飛騨温泉郷の宿にチェックインし、露天風呂と山の幸を堪能します。

2日目は、朝一番で新穂高ロープウェイに乗車し、標高2,156メートルからの絶景を満喫。下山後は平湯大滝を見学し、昼食をとって帰路につきます。

2泊3日コース:岐阜避暑地周遊

時間に余裕のある方には、岐阜県内の避暑地を周遊する2泊3日のコースがおすすめです。1日目はひるがの高原、2日目は乗鞍岳と奥飛騨温泉郷、3日目は飛騨高山と白川郷を巡るプランです。

1日目は、ひるがの高原の牧歌の里で動物とふれあい、高原サイクリングを楽しみます。夜はコテージやペンションに宿泊し、満天の星空を眺めましょう。2日目は、乗鞍岳でトレッキングを楽しんだ後、奥飛騨温泉郷の温泉宿に宿泊。3日目は飛騨高山を散策し、時間があれば白川郷にも足を延ばします。

このコースなら、標高差のある様々な避暑地を体験でき、岐阜の夏を存分に満喫できることでしょう。

まとめ

岐阜県には、標高の高い高原から清流の渓谷、天然のクーラーである鍾乳洞まで、多彩な避暑地が揃っています。ひるがの高原では高原リゾートを、乗鞍岳では標高2,700メートルの別世界を、奥飛騨温泉郷では露天風呂三昧を、付知峡・恵那峡では渓谷の涼を、郡上八幡では清流と城下町の風情を、養老公園では森林浴と名瀑を、それぞれ異なる魅力で夏の暑さを忘れさせてくれます。

名古屋や大阪からのアクセスも良好で、日帰りでも宿泊でも楽しめるのが岐阜の避暑地の魅力です。今年の夏は、エアコンの効いた部屋を飛び出して、岐阜の自然の中で涼を感じてみてはいかがでしょうか。きっと心も身体もリフレッシュできる、特別な夏の思い出になることでしょう。

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この記事を書いた人

岐阜ナビ編集部は、岐阜の地名・言葉・文化・観光地に関する「なぜ?」を、調べ物ベースでわかりやすくまとめる情報サイトです。体験談や感想ではなく、意味や背景を丁寧に解説することを大切にしています。岐阜について知りたい方の疑問を、1ページで解決することを目指しています。

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