「岐阜県って雪が降るの?降らないの?」と疑問に思ったことはありませんか?実は、この質問への答えは「場所による」なんです。同じ岐阜県内でも、岐阜市や大垣市といった平野部ではほとんど雪が積もらないのに、白川郷や飛騨高山では2メートル以上の積雪になることも珍しくありません。これって、同じ県内とは思えないほどの差ですよね。2026年の最新情報をもとに、岐阜県の降雪事情を徹底解説します。「冬の岐阜旅行を計画しているけど、雪対策は必要?」「岐阜で雪景色を楽しみたいけど、どこに行けばいい?」そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。岐阜県の気候の不思議から、冬の観光スポットまで、この記事を読めば岐阜の雪事情がまるわかりです!
岐阜県で雪が降らない地域と降る地域|その驚きの違いとは

岐阜県は南北に長く、標高差も大きいため、地域によって気候がまったく異なります。まるで別の県のように感じるほど、雪の降り方に差があるんですよ。ここでは、岐阜県内の地域別の降雪事情を詳しく解説していきます。
平野部(美濃地方)はほとんど雪が降らない
岐阜市、大垣市、各務原市といった濃尾平野に位置する地域では、冬でも雪が積もることは稀です。年に数回、うっすらと積もる程度で、積雪が10cmを超えることはめったにありません。岐阜市の年間降雪量の平年値は約30cm程度で、これは東京とほぼ同じか、それより少し多いくらいなんです。
「岐阜って山のイメージがあるから雪が多そう」と思っている方も多いかもしれませんが、平野部に関しては全国的に見ても雪が少ない地域なんです。名古屋とほぼ同じような気候で、冬でも晴れる日が多く、乾燥した日が続きます。地元の方に聞いても「子どもの頃は雪だるまを作った記憶があるけど、最近は積もることも少なくなった」という声をよく聞きますね。
平野部で雪が降るのは、主に強い寒気が流れ込んできたときや、南岸低気圧が通過するときです。ただ、これらの条件が揃う日は年に数回程度。積もったとしても翌日には溶けてしまうことがほとんどです。
山間部(飛騨地方)は日本有数の豪雪地帯
一方、飛騨高山や白川郷がある飛騨地方は、日本でも有数の豪雪地帯です。白川村では積雪が2メートルを超えることも珍しくなく、気象庁の観測データによると、白川アメダスの最深積雪の平年値は177cmにもなります。過去には3メートル近い積雪を記録した年もあるんですよ。
2022年には250cm以上の記録的積雪となり、2025年2月にも郡上市で125cmを超える積雪が観測されました。飛騨地方では、12月から雪が降り始め、4月頃まで雪が残ることもあります。まさに「雪国」という言葉がぴったりの地域ですね。
白川郷の合掌造り集落が世界文化遺産に登録されているのも、この豪雪と深い関係があります。急勾配の茅葺き屋根は、大量の雪を自然に滑り落とすための知恵。厳しい自然環境の中で、人々が工夫を重ねてきた歴史を感じることができます。
東濃地方は意外と雪が少ない
多治見市や中津川市がある東濃地方は、山間部にありながら意外と雪が少ない地域です。これは、日本海からの雪雲が飛騨山脈でほとんどブロックされてしまうため。中津川の馬籠宿や妻籠宿がある地域は、内陸部で寒さは厳しいものの、積雪は少ないのが特徴です。
ただし、気温は低いので路面の凍結には注意が必要。雪が降らなくても、朝晩はアイスバーン状態になることがあります。
地域別の年間降雪量を比較
岐阜県内の地域別降雪量の違いを、わかりやすく表にまとめました。同じ県内とは思えないほどの差があることがわかりますよ。
| 地域 | 代表的な都市 | 年間降雪量(平年値) | 最深積雪(平年値) |
|---|---|---|---|
| 美濃地方(平野部) | 岐阜市、大垣市 | 約30cm | 約15cm |
| 西濃地方(関ケ原周辺) | 関ケ原町 | 約200cm以上 | 約50cm |
| 東濃地方 | 多治見市、中津川市 | 約20cm | 約10cm |
| 郡上地方(南部) | 郡上八幡 | 約60cm | 約30cm |
| 郡上地方(北部) | 白鳥、高鷲 | 約300cm以上 | 約100cm以上 |
| 飛騨地方 | 高山市、白川村 | 約400cm以上 | 約177cm(白川) |
このように、同じ岐阜県内でも10倍以上の差があることがわかりますね。旅行の計画を立てる際は、目的地によって服装や準備が大きく変わることを覚えておきましょう。
岐阜市・大垣市で雪が降らない理由|地形と気象のメカニズム
では、なぜ岐阜市や大垣市といった平野部では雪が降りにくいのでしょうか?その理由は、岐阜県の地形と気象条件に深く関係しています。少し専門的な話になりますが、わかりやすく解説していきますね。
飛騨山脈が雪雲をブロックする
冬の日本海側から吹いてくる季節風は、たっぷりの水蒸気を含んでいます。シベリアからの冷たい空気が日本海を渡る際に、海面から水蒸気を吸い上げるからです。この湿った空気が日本アルプス(飛騨山脈)にぶつかると、山を登る際に冷やされて大量の雪を降らせます。そのため、飛騨地方では豪雪になるわけです。
しかし、山脈を越えた後の空気は、すでに水分の多くを雪として落としてしまっています。さらに、山を下る際に空気が圧縮されて温度が上昇する「フェーン現象」が起こります。その結果、岐阜市など平野部に到達する頃には、乾燥した暖かい空気になっているんです。
これを「雨陰効果」とも呼びます。山脈の風下側(この場合は太平洋側)は、山脈に遮られて降水量が少なくなる現象です。岐阜市の平野部は、まさにこの雨陰効果の影響を強く受けている地域なんですね。
フェーン現象のしくみ
フェーン現象をもう少し詳しく説明しましょう。湿った空気が山を登るとき、100m上昇するごとに約0.5℃ずつ気温が下がります(湿潤断熱減率)。そして、雲ができて雨や雪を降らせながら山頂に達します。
一方、山を下るときは乾燥した空気になっているため、100m下降するごとに約1℃ずつ気温が上がります(乾燥断熱減率)。つまり、同じ高さでも山を越えた後の方が気温が高くなるんです。これがフェーン現象の正体です。
例えば、標高3,000mの山を越える場合を考えてみましょう。山を登る際に15℃下がり、山を下る際に30℃上がるとすると、山を越えた後の気温は元より15℃も高くなる計算になります。実際にはここまで極端ではありませんが、飛騨高山で大雪が降っていても、岐阜市では晴れていて暖かい、なんてことがよくあります。同じ県内なのに天気が正反対というのは、このフェーン現象が原因なんですね。
濃尾平野の標高が低い
岐阜市がある濃尾平野は、標高が非常に低い地域です。岐阜市中心部の標高はわずか20m前後。標高が低いということは、気温が高くなりやすいということでもあります。一般的に、標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がると言われています。
冬でも気温が氷点下にならない日が多く、たとえ雪雲が到達しても、雪ではなく雨として降ることが多いんです。雪になるためには、地上の気温が低いことも重要な条件。岐阜市の平野部は、その条件を満たしにくい環境にあるわけです。
また、濃尾平野は内陸にありながら、伊勢湾からの暖かい空気の影響も受けやすい地形になっています。これも、冬の気温が下がりにくい要因の一つです。
温暖化の影響も
近年は地球温暖化の影響で、岐阜県の冬も年々暖かくなる傾向があります。以前は年に数回は積雪があった岐阜市でも、最近は雪が積もる日がさらに減っているという声も聞かれます。気象庁のデータを見ても、岐阜市の冬の平均気温は、過去30年で約1℃上昇しています。
気温が上昇すると、雪として降るはずだった水分が雨になってしまうため、積雪量は減少傾向にあります。これは岐阜に限った話ではなく、日本全国で見られる現象です。ただ、飛騨地方のような標高の高い地域では、まだまだ十分な積雪があります。むしろ、暖冬の年でも雪が多いこともあり、年による変動が大きくなっているとも言えます。
関ケ原だけ雪が多い!?|平野部なのに豪雪になる不思議
ここで面白い例外をご紹介しましょう。岐阜県の平野部でありながら、豪雪地帯として知られる場所があります。それが「関ケ原」です。歴史好きの方なら、天下分け目の合戦が行われた場所として知っているかもしれませんね。
関ケ原は「谷」の地形
関ケ原町は、北に伊吹山地、南に鈴鹿山脈と養老山地に挟まれた「谷」のような地形になっています。標高は約100〜200m程度で、決して高くはありません。しかし、この狭い谷間が、日本海からの雪雲の通り道になっているんです。
通常、日本海からの雪雲は山脈にぶつかって弱まりますが、関ケ原周辺は峠の標高が100m前後と低いため、雪雲がほとんど弱まらずに通り抜けてきます。敦賀湾から琵琶湖の東側を抜けて伊勢湾に向かうルート上に位置しており、日本海から関ケ原まで遮る高い山がほとんどないのです。
その結果、平野部なのに大雪になるという不思議な現象が起きるわけです。関ケ原の雪は、岐阜市や名古屋の人からすると「なぜあそこだけ?」と不思議に思えるほど、局地的に降ることがあります。
2024年の記録的大雪
2024年1月24日、関ケ原町では12時間降雪量58cmを記録し、なんと全国1位に。観測史上1位を更新する記録的な大雪となりました。この大雪により、名神高速道路では700台以上の車が立ち往生し、解消までに19時間もかかったのです。
このニュースは全国的に大きく報道され、「なぜ関ケ原だけこんなに雪が?」と話題になりました。関ケ原は古くから交通の要衝として知られていますが、冬場は「雪の難所」としても有名。新幹線が関ケ原付近で徐行運転になることも珍しくありません。冬に車で関ケ原を通る予定がある方は、必ず冬用タイヤを装着し、最新の道路情報を確認してくださいね。
関ケ原の雪の特徴
関ケ原周辺で降る雪は、日本海側の影響を受けているため、湿気を大量に含んだ重たい雪が特徴です。パウダースノーとは違い、「べた雪」と呼ばれるタイプの雪で、積もると除雪が大変なんです。雪だるまは作りやすいですが、雪かきには体力が必要になります。
また、関ケ原は「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」と呼ばれる巨大な雪雲の帯の影響を受けやすい場所でもあります。JPCZとは、朝鮮半島北部の白頭山(標高約2,700m)によって分かれた季節風が、日本海上で再び合流する際に形成される雪雲の帯のこと。この雪雲の帯が関ケ原に向かってくると、短時間で大量の雪が降ることがあります。
白川郷・飛騨高山の冬|世界に誇る豪雪地帯の魅力

岐阜県北部の飛騨地方は、世界的に見ても有数の豪雪地帯です。特に白川郷や飛騨高山は、雪景色が美しい観光地として国内外から多くの観光客が訪れます。厳しい冬だからこそ見られる絶景があるんです。
白川郷の積雪事情
世界文化遺産に登録されている白川郷は、冬になると文字通り「雪に埋もれる」地域です。気象庁の観測データによると、白川アメダスの最深積雪平年値は177cm。毎年12月初旬に初雪が観測され、12月下旬から2月下旬までは常に雪が積もった状態が続きます。
積雪が続く期間も非常に長く、12月に根雪となり、4月の始めまで雪が消えずに残る年もあります。場合によっては4か月程度も雪が見られることがあるんですよ。白川郷の気象観測データは、東海3県・北陸3県にある気象庁の観測地点の中では「最も雪が多い」観測地点となっています。
白川郷の合掌造り集落は、この豪雪に耐えるために急勾配の屋根が特徴的。屋根の傾斜は約60度もあり、雪が自然に滑り落ちるよう設計されています。さらに、茅葺き屋根の下には「アマ」と呼ばれる屋根裏空間があり、養蚕などに利用されていました。厳しい自然環境の中で生まれた先人の知恵が詰まった建築なんです。
飛騨高山の冬
飛騨高山では、例年12月中旬から3月上旬まで積雪があります。クリスマスや正月の時期までには、足首が雪に埋まるほどの積雪量になることも。古い町並みが雪化粧する様子は、まさに絵画のような美しさです。
高山市内でも場所によって積雪量は異なりますが、市街地でも30〜50cm程度の積雪は珍しくありません。雪が降ると一面銀世界に変わり、朝の澄んだ空気の中を歩くと、キュッキュッと雪を踏む音が心地よく響きます。古い町並みの軒先からつららが下がり、屋根には雪が積もる光景は、まさに「飛騨の冬」を象徴する風景です。
高山市では、冬でも朝市が開催されています。雪の中で地元の野菜や漬物、民芸品などが売られている様子は、とても風情がありますよ。あたたかい甘酒や飛騨牛の串焼きで体を温めながらの散策は、冬ならではの楽しみ方です。
豪雪地帯になる理由
飛騨地方が豪雪地帯になる理由は、モンスーン(季節風)と日本海、そして飛騨山脈という地形の組み合わせにあります。
冬のシベリアからの寒気が日本海を渡る際に、海面から大量の水蒸気を吸収します。日本海の海水温は冬でも比較的高いため、冷たい空気は大量の水蒸気を含むことになります。この湿った空気が飛騨山脈にぶつかり、上昇気流となって雲を形成。そして大量の雪を降らせるのです。
世界的に見ても、これほど低緯度で大量の雪が降る地域は珍しく、飛騨地方の雪景色は世界的に見ても貴重な存在なんですよ。同じ緯度の他の地域と比べると、その降雪量の多さは際立っています。
郡上市の雪事情|南北52kmで変わる積雪量
岐阜県の中央部に位置する郡上市は、南北に約52kmもある広大な市です。この南北の長さが、雪の降り方に大きな違いを生んでいます。同じ市内なのに、まるで別の気候のような差があるんです。
市南部(郡上八幡)の雪
郡上八幡は「郡上おどり」で有名な観光地ですが、冬の雪景色も見事です。ただし、郡上八幡市街地は「雪国」というほどの積雪にはなりません。年によっては30cm程度の積雪になることもありますが、基本的には雪が降っても数日で溶けることが多いです。
2025年2月には、郡上八幡城への登山道が40cmを超える積雪で通行止めとなり、城が臨時休城になったこともありました。これは数年に一度の大雪で、地元の方も「3〜4年ぶりではないか」と驚いていたそうです。普段は雪が少ない郡上八幡も、大寒波が来ると一面の銀世界になることがあります。
雪化粧した郡上八幡城は、作家の司馬遼太郎氏が著書『街道をゆく』で「日本で最も美しい山城」と讃えたほどの絶景。山頂にそびえる天守閣と、白い雪に覆われた山肌のコントラストは、まさに息をのむ美しさです。冬に訪れる価値は十分にあります。
市北部(白鳥・高鷲)の雪
一方、市北部の白鳥地域・高鷲地域は、状況がまったく異なります。日本海側からの雪雲がどんどん流れ込む環境にあり、1m以上の積雪は当たり前。標高の高い場所では2m以上の積雪も見られる豪雪地帯です。
長滝アメダスでは、1m以上の積雪となる年も多く、2005年の豪雪時には2m以上の積雪を記録したこともあります。この地域にはダイナランドや高鷲スノーパークなど、西日本を代表するスキー場が集中しているのも納得ですね。豊富な積雪と上質な雪質は、スキーヤーやスノーボーダーに大人気です。
郡上市の降雪の特徴
郡上市内では、12月に雪が一気に降る傾向があります。これは、冬型の気圧配置による雲が、海水温が高い12月に発達しやすい傾向を持つことに関係しています。日本海の海水温は12月頃がまだ比較的高いため、雪雲が発達しやすいのです。
郡上市を訪れる際は、目的地が南部なのか北部なのかで、準備が大きく変わることを覚えておきましょう。同じ郡上市でも、南では雪がほとんどないのに、北では2m積もっている、なんてことがあり得るんです。カーナビに入力する際も、「郡上市」だけでなく、具体的な地域名まで確認することをおすすめします。
冬の岐阜旅行|地域別の服装・準備ガイド
ここまで読んで、岐阜県内の降雪事情がおわかりいただけたと思います。では、実際に冬の岐阜を旅行する際は、どんな準備をすればいいのでしょうか?地域別にアドバイスをまとめました。しっかり準備して、冬の岐阜旅行を楽しんでくださいね。
美濃地方(岐阜市・大垣市など)への旅行
平野部への旅行であれば、普段の冬の服装で基本的には問題ありません。ただし、朝晩は冷え込むので、防寒対策はしっかりと。岐阜市の1月の平均気温は約4℃、最低気温は氷点下になることもあります。
おすすめの服装:
- 厚手のセーターやニット
- 冬用のコートやダウンジャケット
- マフラー、手袋
- 歩きやすい靴(特別な雪対策は不要)
車での移動:
平野部であれば、基本的にはノーマルタイヤでも移動可能な日が多いです。ただし、急な寒波で路面が凍結することもあるため、冬用タイヤを装着しておくと安心です。特に早朝や夜間は凍結に注意しましょう。橋の上や日陰は特に凍結しやすいので、スピードを落として走行してくださいね。
飛騨地方(高山・白川郷など)への旅行
豪雪地帯への旅行は、しっかりとした防寒対策が必須です。特に白川郷や奥飛騨温泉郷は、想像以上に寒くなります。高山市の1月の平均気温は約-1℃で、最低気温は-10℃を下回ることもあります。
おすすめの服装:
- 暖かいインナー(ヒートテックなど)
- フリースやセーターなどの中間着
- ダウンジャケットや厚手のコート
- 厚手の靴下(2枚重ねもおすすめ)
- 防水機能のある滑りにくいブーツ
- ニット帽、耳当て
- 手袋(防水タイプがベスト)
- マフラーやネックウォーマー
あると便利なアイテム:
- カイロ(貼るタイプと手持ちタイプ両方)
- 温かい飲み物を入れた水筒
- スマホ用のタッチパネル対応手袋
- サングラス(雪の照り返し対策)
- リップクリーム・ハンドクリーム(乾燥対策)
車での移動:
飛騨地方への車移動は、冬用タイヤまたはチェーンが必須です。これは法律で義務付けられているわけではありませんが、ノーマルタイヤでは走行が非常に危険。レンタカーを借りる場合も、必ず冬用タイヤ装着車を選びましょう。スタッドレスタイヤでも、急な坂道や凍結した路面ではスリップすることがあるので、慎重な運転を心がけてください。
また、天候の急変に備えて、時間に余裕を持った旅程を組むことをおすすめします。大雪で道路が通行止めになることもありますので、最新の道路情報をチェックしてくださいね。飛騨地方では、除雪車が入らない早朝は道路状況が悪いこともあるので、出発時間にも注意が必要です。
郡上市への旅行
郡上市は目的地によって準備が変わります。郡上八幡市街地であれば、美濃地方と同程度の服装で大丈夫。ただし、白鳥や高鷲方面に行く場合は、飛騨地方と同じレベルの防寒対策が必要です。
車の場合、郡上八幡までならノーマルタイヤでも行ける日が多いですが、スキー場方面に行く場合は冬用タイヤが必須です。東海北陸自動車道は、冬季はチェーン規制がかかることもあるので、出発前に道路情報を確認しましょう。
雪を楽しめる岐阜のおすすめスポット8選

せっかく岐阜に来るなら、雪景色を楽しみたい!そんな方のために、おすすめの雪スポットをご紹介します。どれも冬ならではの魅力があふれるスポットばかりです。
1. 白川郷合掌造り集落
世界文化遺産の白川郷は、冬こそ訪れたいスポット。雪をかぶった合掌造りの家々は、まるでおとぎ話の世界のようです。毎年1月〜2月には「白川郷ライトアップ」が開催され、幻想的な光景を見ることができます。2025年のライトアップでは、積雪163cmの中でイベントが行われ、多くの観光客を魅了しました。
展望台から見下ろす集落全体の眺めは、まさに絶景。雪に覆われた茅葺き屋根が暖かい光に照らされる様子は、一生の思い出になりますよ。ただし、ライトアップ期間中は完全予約制となっているので、事前の申し込みをお忘れなく。
アクセス:高山駅から濃飛バスで約50分
2. 飛騨高山の古い町並み
江戸時代の面影を残す飛騨高山の古い町並みは、雪化粧すると一層風情が増します。早朝の静かな時間帯に訪れると、雪を踏みしめる音だけが響く幻想的な世界を体験できますよ。朝市も冬でも開催されており、あたたかい甘酒や飛騨牛の串焼きで体を温めながら散策できます。
古い町並みには、酒蔵や味噌蔵、工芸品店などが軒を連ねています。軒先からつららが下がり、屋根に雪が積もった姿は、タイムスリップしたかのような感覚に。寒い中でいただく温かい飛騨ラーメンや、囲炉裏端での朴葉味噌焼きは格別の美味しさです。
アクセス:JR高山駅から徒歩約12分
3. 奥飛騨温泉郷の雪見露天風呂
平湯・福地・新平湯・栃尾・新穂高の5つの温泉地からなる奥飛騨温泉郷は、雪見露天風呂の聖地とも言える場所。頭はひんやり、体はポカポカという極上の体験ができます。「ひらゆの森」は男女合わせて16もの露天風呂があり、日帰り入浴700円とリーズナブル。雪景色を眺めながらの入浴は格別です。
12月下旬〜3月下旬には「奥飛騨冬物語」と題したイベントが各温泉地で開催され、平湯大滝の結氷ライトアップや花火など、冬ならではの催しを楽しめます。落差64mの平湯大滝が凍る姿は圧巻。青や緑の光に照らされた氷柱は、自然が作り出したアートのようです。
アクセス:高山駅から濃飛バスで約60分(平湯温泉)
4. 新穂高ロープウェイ
日本唯一の2階建てロープウェイで、標高2,156mの西穂高口駅まで一気に登れます。山頂展望台からは北アルプスの360度大パノラマを楽しめ、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」にも掲載された絶景スポット。冬は一面の銀世界が広がり、息をのむ美しさです。
山頂駅周辺では、真っ白な雪原の中を散策することもできます。標高が高いため、気温は非常に低くなりますので、しっかりとした防寒対策を。山頂カフェで温かいコーヒーを飲みながら、雪山を眺めるのも贅沢なひとときです。
アクセス:高山駅から濃飛バスで約100分
5. 高鷲スノーパーク
西日本で最も人気のあるスキー場で、2021年と2022年のシーズン総来場者数は約48万人。31本の多彩なコースがあり、初心者から上級者まで楽しめます。211基のスノーマシンによる雪管理で、春まで滑走可能。標高が高いため、上質なパウダースノーを体験できますよ。
山頂からの眺望も素晴らしく、晴れた日には白山連峰を望むことができます。ゲレンデ直結のレストランやショップも充実しているので、一日中楽しめます。
アクセス:東海北陸自動車道・高鷲ICから約10分
6. ダイナランド
西日本最大級の広さを誇るスキー場で、全31コースを有します。営業時間が長く、最長17時間ものロングクルージングが体験できるのが魅力。名古屋からの直行バスも運行しているので、アクセスも便利です。2025-2026シーズンは12月6日オープン予定。
ナイター設備が充実しており、夜のゲレンデは幻想的な雰囲気。仕事帰りに滑りに来る地元の人も多いです。
アクセス:東海北陸自動車道・高鷲ICから約10分
7. ひるがの高原スキー場
初心者やファミリーに優しい緩やかな傾斜が特徴のスキー場。エリア最大級の子ども向け雪遊び専用広場「ひるがもキッズランド」があり、ソリ遊びやかまくら作りなど、スキーやスノーボードができない小さなお子さんでも雪遊びを満喫できます。2024-2025シーズンにはアニマル・恐竜エリアも新登場しました。
スノーエスカレーター完備で、小さな子どもでも楽に上まで登れます。キッズスクールも充実しているので、初めてのスキー体験にもぴったりです。
アクセス:ひるがの高原スマートICから約5分
8. 下呂温泉合掌村
白川郷などから移築した10棟の合掌家屋で集落を再現した野外博物館。雪をかぶった合掌造りの家屋は、白川郷に行かなくても雪国の雰囲気を味わえます。「合掌の足湯」では、美しい雪景色を見ながら冷えた足を温められますよ。下呂温泉は飛騨地方の中では比較的温暖で、豪雪にはなりにくいので、雪道運転が不安な方にもおすすめです。
下呂温泉街も冬の風情があります。川沿いの足湯や、温泉街を流れる温泉の湯気が雪景色と調和して、とても幻想的。夜はイルミネーションも楽しめます。
アクセス:下呂駅からバスで約5分
岐阜の雪景色を楽しむベストシーズン
岐阜の雪景色を楽しむなら、いつ訪れるのがベストでしょうか?目的別におすすめの時期をご紹介します。計画を立てる際の参考にしてくださいね。
雪景色の観光なら1月下旬〜2月中旬
白川郷や飛騨高山の雪景色を楽しむなら、1月下旬から2月中旬がベストシーズンです。この時期は積雪量が最も多く、美しい雪景色を見られる可能性が高いです。白川郷のライトアップもこの時期に開催されます。
ただし、この時期は観光客も多く、特にライトアップの日は予約が必須。早めの計画をおすすめします。平日であれば比較的空いていることが多いので、可能であれば平日の訪問がおすすめです。
スキー・スノーボードなら12月下旬〜3月上旬
岐阜県のスキー場は、例年12月上旬〜中旬にオープンし、3月下旬〜4月上旬までシーズンが続きます。ゲレンデのコンディションがベストなのは、1月〜2月。パウダースノーを楽しみたいなら、この時期を狙いましょう。
3月になると気温が上がり始め、雪質は重くなりますが、比較的空いているので、のんびり滑りたい方にはおすすめです。リフト券も春料金になることがあり、お得に楽しめます。
温泉旅行なら12月〜3月がおすすめ
雪見露天風呂を楽しむなら、12月〜3月の冬季がベスト。特に1月〜2月は積雪量が多く、温泉から見る雪景色は格別です。奥飛騨温泉郷の「冬物語」イベントもこの時期に開催されるので、イベントに合わせて計画するのもいいですね。
下呂温泉は飛騨地方の中では比較的温暖で、アクセスもしやすいので、雪道運転に不安がある方にもおすすめです。
混雑を避けるなら平日がおすすめ
冬の岐阜は、年末年始や3連休、スキーシーズンの週末は混雑します。特に白川郷ライトアップの日は大混雑するので、ゆっくり楽しみたいなら平日がおすすめ。宿泊料金も平日の方がお得な場合が多いですよ。
まとめ:岐阜は雪が降らない?答えは「場所による」

ここまで、岐阜県の雪事情について詳しく解説してきました。最後に、この記事のポイントをまとめておきましょう。
岐阜県の降雪事情まとめ:
岐阜市や大垣市といった平野部(美濃地方)は、年間降雪量が約30cm程度で、東京とほぼ同じか少し多い程度。雪が積もることは稀で、積もっても数センチ程度がほとんどです。「岐阜は雪が降らない」というのは、この平野部に関しては事実と言えます。
一方、白川郷や飛騨高山がある飛騨地方は、日本有数の豪雪地帯。白川村では積雪が177cm(平年値)にも達し、2メートルを超えることも珍しくありません。同じ岐阜県内でも、降雪量に10倍以上の差があるんです。
この違いが生まれる理由は、飛騨山脈が雪雲をブロックし、フェーン現象によって平野部に到達する頃には乾燥した暖かい空気になるから。また、平野部は標高が低いため気温が高く、雪が降りにくい環境にあります。
例外として、関ケ原は平野部なのに豪雪地帯。「谷」の地形が日本海からの雪雲の通り道になっており、時に12時間で58cmもの大雪を記録することがあります。
冬の岐阜旅行のポイント:
旅行の際は、目的地によって準備を変えることが大切です。平野部なら普段の冬服で大丈夫ですが、飛騨地方に行く場合は、防水ブーツや厚手の防寒具が必須。車で移動する場合、飛騨地方や関ケ原周辺では冬用タイヤが欠かせません。
雪景色を楽しみたいなら、1月下旬〜2月中旬がベストシーズン。白川郷ライトアップや奥飛騨冬物語などのイベントもこの時期に開催されます。スキーやスノーボードを楽しむなら、郡上市北部(高鷲・白鳥)のスキー場がおすすめ。西日本最大級のゲレンデで、上質なパウダースノーを体験できますよ。
岐阜の雪の魅力:
岐阜県の面白いところは、同じ県内で「雪の降らない地域」と「日本有数の豪雪地帯」が共存していること。この多様性こそが岐阜の魅力です。平野部で名物グルメを楽しんでから、飛騨地方で雪景色と温泉を満喫する、なんていう欲張りな旅程も可能なんです。
雪が苦手な方は平野部の岐阜市や大垣市へ、雪景色を楽しみたい方は白川郷や飛騨高山へ。目的に合わせて訪れる場所を選べるのが、岐阜県の良いところですね。
2026年の冬も、ぜひ岐阜県の多彩な魅力を体験しに来てください。平野部の穏やかな冬も、豪雪地帯の幻想的な雪景色も、きっと忘れられない思い出になりますよ。この記事が、あなたの岐阜旅行の参考になれば嬉しいです。
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