飛騨高山のお土産として大人気の「さるぼぼ」。旅行先で見かけて「かわいい!」と手に取った方も多いのではないでしょうか。
でも、ふとネットで調べてみると「さるぼぼ 怖い」「さるぼぼ 由来 怖い」なんてキーワードが出てきて、ちょっとドキッとした方もいるかもしれませんね。
「顔がないのが不気味…」「昔は呪いの人形って呼ばれてたって本当?」「夜に動くって噂を聞いたんだけど…」と、さるぼぼにまつわる怖い噂が気になってしまう気持ち、よくわかります。
でも安心してください。この記事では、さるぼぼの由来や歴史を徹底的にひもとき、「怖い」と言われる理由をひとつひとつ丁寧に解説していきます。結論から言うと、さるぼぼは怖いものではなく、家族の幸せや健康を願う、とても温かいお守りなんですよ。
さるぼぼの色ごとの意味や、飛騨高山で実際にさるぼぼに出会えるスポット情報もたっぷりご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
そもそもさるぼぼとは?名前の意味をわかりやすく解説

「さるぼぼ」は飛騨弁で「猿の赤ちゃん」
まず最初に、さるぼぼの基本的な意味からお伝えしましょう。
「さるぼぼ」は、岐阜県の飛騨地方で昔から作られてきた布製の人形のことです。飛騨の方言では赤ちゃんのことを「ぼぼ」と言うんですね。つまり「さるぼぼ」は「猿の赤ん坊」という意味なんです。
見た目も確かに猿の赤ちゃんのようで、丸い頭に手足が付いた愛らしい姿をしています。赤い布で作られた伝統的なさるぼぼは、飛騨高山を代表するお土産として全国的に有名ですよね。
「さる」に込められたダブルミーニング
実はさるぼぼの「さる」には、動物の猿以外にも深い意味が込められています。
まず、「去る(さる)」という言葉にかけて、「病気が去る」「災いが去る」「困難が去る」という願いが込められているんです。つまり、悪いことが遠ざかるようにという厄除けの意味があるんですね。
さらに、猿を音読みすると「エン」になります。ここから「縁(良縁・縁結び)」や「円(家内円満・家庭円満)」という言葉ともかけられていて、人とのご縁や家庭の幸せを願うお守りとしても大切にされてきました。
ひとつの名前にこれだけたくさんの願いが込められているなんて、日本語の奥深さを感じますよね。
さるぼぼの見た目の特徴
さるぼぼの外見をもう少し詳しく見てみましょう。伝統的なさるぼぼは、全身が赤い布で作られています。丸い頭、短い手足、そしてお腹には「飛騨」と書かれた腹当て(前掛け)が付いているのが定番スタイルです。
そして最大の特徴が、顔がまったく描かれていないこと。目も鼻も口もない、のっぺりとした顔面がさるぼぼの大きな個性となっています。この「顔がない」という特徴が、実は「怖い」と言われる理由のひとつにもなっているのですが、その真相については後ほど詳しく解説しますね。
サイズは手のひらに収まる小さなキーホルダーサイズから、抱きかかえるほどの大きなものまでさまざま。最近では伝統的な赤以外にも、ピンクや青、黄色などカラフルなさるぼぼが登場しており、それぞれの色に異なるご利益が込められています。
さるぼぼの由来と歴史|1200年以上前にルーツがある!
奈良時代に中国から伝わった「天児」と「這子」が原型
さるぼぼの歴史は、なんと約1200年前の奈良時代にまでさかのぼります。
当時、遣唐使が中国(唐)から日本に持ち帰った「天児(あまがつ)」や「這子(ほうこ)」と呼ばれる人形が、さるぼぼの原型だと言われています。
天児(あまがつ)は、十文字型に組んだ木の棒の上に布で丸い頭を取り付けた人形で、赤ちゃんの枕元に置いて災いの身代わりになってもらうためのものでした。宮中の貴族たちが大切にしていたお守りだったんですね。
一方の這子(ほうこ)は、白い絹に綿を詰めて作ったぬいぐるみのような人形です。赤ちゃんがハイハイする姿に似ていることから「這子」と名付けられたとされています。こちらも同じく、子どもを災いから守る身代わり人形として使われていました。
ちなみにこの天児と這子は、後に雛人形のルーツにもなったと言われています。天児がお内裏様に、這子がお雛様に変化していったという説があるんですよ。さるぼぼと雛人形が同じルーツを持っていたなんて、ちょっと意外ですよね。
貴族のお守りから庶民の手作り人形へ
最初は宮中の貴族たちの間で「産屋のお守り」として正絹で作られていたこれらの人形。それが時代とともに庶民の間にも広がっていき、家にある余り布で手作りされるようになりました。
「安産」「良縁」「子どもの健やかな成長」「無病息災」など、さまざまな願いが込められるお守りとして、日本各地で親しまれるようになったのです。
飛騨地方だけに残った理由
でも、時代が進むにつれて新しいタイプの人形が登場したり、海外から異なる文化が入ってきたりして、この手作り人形の文化は徐々に廃れていきました。
そんな中、山間部で外部の影響を受けにくかった飛騨地方では、この古い人形文化がしっかりと受け継がれていったんです。寒さの厳しい飛騨地方で、おばあちゃんやお母さんが子どもたちのために家の中で手作りしていた——そんな温かい光景が目に浮かびますよね。
こうして飛騨地方で独自の発展を遂げた人形が、やがて猿の赤ちゃんに似ていることから「さるぼぼ」と呼ばれるようになったのです。
興味深いことに、さるぼぼの体色はもともと白だったと言われています。しかし江戸時代に天然痘が流行すると、魔除けの力があるとされた朱色(赤色)が主流に変わっていきました。赤い猿の赤ちゃんのような見た目から、飛騨の方言でまさに「さるぼぼ」と呼ばれるようになったのだそうです。名前の由来ひとつとっても、歴史の深さを感じますね。
お土産品としての発展
長らく家庭内で手作りされていたさるぼぼが、お土産品として広く知られるようになったきっかけは、1965年(昭和40年)の岐阜国体でした。
このとき地元の婦人会が制作したさるぼぼが全選手にプレゼントされ、それ以来お土産品として店頭に並ぶようになったんです。
その後、2007年(平成19年)には飛騨のさるぼぼ製造協同組合により「飛騨のさるぼぼ」として地域団体商標に登録。2008年(平成20年)には岐阜県郷土工芸品にも指定されました。現在は岐阜県内での製造にこだわり、300名以上の方が内職で一つひとつ手作りしているそうですよ。
さるぼぼの由来が「怖い」と言われる5つの理由

さて、ここからが本題です。なぜさるぼぼは「怖い」と言われてしまうのでしょうか?その理由をひとつずつ見ていきましょう。
理由1:顔がないから不気味に見える
さるぼぼが「怖い」と言われる最大の理由が、やはり「顔がない」ことでしょう。
目も鼻も口もない、のっぺりとした顔。人形なのに表情がまったくないというのは、確かに初めて見た人にとっては不思議に感じるかもしれません。「能面みたいで怖い」「なんだか不気味…」と思ってしまう気持ちもわかります。
でも実は、さるぼぼに顔が描かれていないのにはちゃんとした理由があるんですよ。
さるぼぼには「持ち主の映し鏡」という意味が込められています。つまり、持ち主が嬉しいときにはさるぼぼも笑顔に、悲しいときにはさるぼぼも一緒に悲しい顔をする——そんな「持ち主の心に寄り添うお守り」だからこそ、あえて顔を描いていないんです。
これって、お嫁に行く娘さんやお孫さんに「楽しいときは一緒に喜んで、辛いときは寄り添ってくれる存在がそばにいるよ」と伝えるための、お母さんやおばあちゃんの深い愛情の表れなんですよね。そう考えると、顔がないことが怖いどころか、むしろとても温かい意味を持っていることがわかります。
理由2:全身真っ赤な見た目のインパクト
さるぼぼといえば、全身が真っ赤なのが特徴ですよね。
顔がない上に全身が赤いとなると、パッと見たときに「ちょっと怖い」「気味が悪い」と感じてしまう人もいるかもしれません。実はさるぼぼがお土産として広まる前は、「呪いの人形」と呼ばれて観光客に敬遠されていた時期もあったそうです。
でも、さるぼぼが赤いのにもちゃんとした理由があります。
江戸時代に天然痘が大流行した際、当時の人々は赤い色には病気を追い払う力があると信じていました。そのため、子どもを病気から守る願いを込めて赤い布でさるぼぼを作るようになったのです。
もともとは白い布で作られていたさるぼぼが、赤い色に変わったのは「子どもの命を守りたい」という親心からだったんですね。怖いどころか、むしろ子どもへの深い愛情が込められた色だったのです。
理由3:「呪いの人形」という誤った噂
インターネット上では、さるぼぼについて「もともと呪いの道具だった」「呪術に使われていた」といった怖い噂が広まっていることがあります。
確かにさるぼぼの原型である天児や這子は、災いの「身代わり」として作られたものです。身代わり人形と聞くと、なんだか怖い呪術を連想してしまうかもしれません。
でも実際には、これは「子どもに降りかかる災いを人形が代わりに引き受けてくれる」という、親が子を守るための愛情深い習慣なんです。呪いをかけるためではなく、呪いや災いから守るための人形だったということですね。
「身代わり」という言葉がネガティブに捉えられてしまった結果、怖い噂に変わってしまったと考えられます。
理由4:「夜に動く」などの都市伝説
「さるぼぼを家に飾っていたら、夜中に勝手に動いた」「場所が変わっていた」——そんな怖い都市伝説を聞いたことがある方もいるかもしれません。
他にも「さるぼぼの中に髪の毛や骨が入っている」「持っていると不幸になる」など、匿名掲示板やSNSではさまざまな怪談めいた話が出回っています。
でも結論から言うと、これらはすべて科学的・歴史的な根拠のない作り話です。匿名掲示板やチェーンメールで広まった創作であり、さるぼぼの製造元や飛騨地方の歴史資料にそのような記録は一切ありません。
そもそも日本には昔から「人形には魂が宿る」という信仰があり、人形にまつわる怖い話は全国的にたくさん存在します。さるぼぼに限った話ではなく、人形全般に対して抱かれやすい恐怖心が背景にあるのです。
理由5:人形に対する本能的な恐怖心
心理学的に見ると、「不気味の谷」という概念があります。これは、人間に似ているけれど微妙に違うものに対して、人は本能的に不気味さや恐怖を感じるという現象です。
さるぼぼは人間の赤ちゃんのような形をしていながら、顔がなく、全身が赤い。この「人間に似ているようで違う」という特徴が、見る人に無意識の違和感や恐怖を与えてしまうことがあるのです。
でもこれは人間の本能的な反応であって、さるぼぼ自体が怖いものだということではありません。むしろ由来を知れば知るほど、さるぼぼはとても温かく優しい存在だということがわかるはずですよ。
さるぼぼは怖くない!本当は「家族愛の象徴」
母から娘へ、祖母から孫へ受け継がれる想い
ここまで「怖い」と言われる理由を解説してきましたが、さるぼぼの本質は「家族の愛情がたっぷり詰まったお守り」です。
飛騨地方では昔から、お嫁に行く娘さんやお孫さんに手作りのさるぼぼを持たせる風習がありました。「嫁ぎ先でも元気でいてね」「良い赤ちゃんが生まれますように」「いつでもそばで見守っているよ」——そんな家族の温かい気持ちが一針一針に込められていたんです。
顔がないのは「いつも持ち主の気持ちに寄り添う」ため。赤いのは「病気や災いから守る」ため。すべてが大切な人への愛情から生まれた特徴だったんですね。
さるぼぼのご利益まとめ
さるぼぼには、古くから伝わるさまざまなご利益があるとされています。
| ご利益 | 由来・理由 |
|---|---|
| 安産祈願 | 原型の天児・這子が「産屋のお守り」だったことから |
| 良縁・縁結び | 猿=「エン」=「縁」の語呂合わせから |
| 家内円満 | 猿=「エン」=「円(円満)」の語呂合わせから |
| 厄除け・魔除け | 「去る」=「災いが去る」の語呂合わせから |
| 子どもの成長祈願 | 子どもの身代わり人形としての歴史から |
| 無病息災 | 赤色の魔除け効果と「病が去る」の意味から |
こんなにたくさんのご利益があるなんて、さるぼぼってすごいですよね。怖いどころか、むしろとても心強いお守りなのです。
さるぼぼの色の意味|願いに合わせて選ぼう!
伝統的なさるぼぼは赤色ですが、近年では風水の考え方を取り入れたカラフルな「風水さるぼぼ」も登場しています。それぞれの色に込められた意味やご利益をご紹介しますね。
全10色のさるぼぼ一覧
| 色 | 意味・ご利益 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 赤 | 縁結び・安産・家内円満・勝負運 | 妊娠中の方、夫婦の絆を深めたい方 |
| ピンク | 恋愛成就・良縁祈願 | 恋愛中の方、素敵な出会いを求める方 |
| オレンジ | 子宝・人間関係の円満 | 子宝を望む方、友人関係を大切にしたい方 |
| 青 | 勉強運・合格祈願・仕事運・出世 | 受験生、キャリアアップを目指す方 |
| 緑 | 健康運・平穏無事・安産祈願 | 健康が気になる方、穏やかな毎日を願う方 |
| 黄色 | 金運・財運・宝くじ当選 | 金運アップを願う方、起業家の方 |
| 紫 | 才能開花・気品アップ | 自分の才能を伸ばしたい方、品格を高めたい方 |
| 白 | 浄化・心身のリセット | 新しいスタートを切りたい方、気分転換したい方 |
| 黒 | 厄除け・バリア効果 | 厄年の方、邪気を遠ざけたい方 |
| 金 | 財運アップ・才能開花 | 商売繁盛を願う方、成功を目指す方 |
色の選び方のポイント
さるぼぼを選ぶ際には、まず自分がいちばん叶えたい願いに合わせて色を選ぶのがおすすめです。
例えば、受験を控えたお子さんへのお土産なら青いさるぼぼ、恋人と一緒に飛騨高山を旅行したならピンクのさるぼぼをペアで、おじいちゃんやおばあちゃんの健康を祈るなら緑のさるぼぼ——という具合ですね。
また、「どの色にしようか迷っちゃう!」という方は、直感で惹かれた色を選ぶのも良いそうですよ。そのとき自分に必要な運気を、無意識に選び取っていると言われています。
ちなみに、伝統的な赤いさるぼぼはオールマイティなお守りとも言えます。迷ったらまずは定番の赤を選んでおけば間違いありません。
進化するさるぼぼのバリエーション
最近のさるぼぼは色だけでなく、デザインもどんどん進化しています。うさぎの耳がついた「うさぼぼ」や猫バージョンの「ねこぼぼ」といった動物コラボシリーズ、妊婦さんの姿をした「子福さるぼぼ」、忍者の格好をした「忍者さるぼぼ」など、ユニークなさるぼぼがたくさん登場しているんです。
さるぼぼモチーフのお菓子も人気で、「さるぼぼとりおのカステラ饅頭」はとろけるカスタードクリームが絶品。「飛騨さるぼぼミルクチョコミニパイ」はお土産のばらまき用にもぴったりです。かわいいだけでなくおいしいさるぼぼグッズは、お土産選びの幅を大きく広げてくれますよ。
さるぼぼに出会える!飛騨高山のおすすめスポット

飛騨高山を訪れたら、ぜひさるぼぼに会いに行ってみてください。お土産の購入はもちろん、手作り体験やさるぼぼ神社への参拝まで、さまざまな楽しみ方ができますよ。
飛騨物産館(高山グリーンホテル内)
飛騨物産館は、高山グリーンホテルに隣接するお土産の大型ショップです。7,000点以上の飛騨のお土産を取り扱っており、さるぼぼの品ぞろえも圧倒的。定番の赤いさるぼぼから、カラフルな風水さるぼぼ、さるぼぼモチーフのお菓子やグッズまで、ありとあらゆるさるぼぼが勢ぞろいしています。
JR高山駅から徒歩約6分とアクセスも良好で、宿泊客でなくても自由に入れるのが嬉しいポイントです。営業時間は7:00〜22:00と長いので、朝早くや夜遅めの時間でもお買い物ができますよ。
さるぼぼ神社(飛騨物産館内)
飛騨物産館の中には、なんと「さるぼぼ神社」があるんです。2005年に東照宮より分霊拝戴したこの神社のご神体は、安房トンネルや飛騨トンネルが掘られたときの貫通石。「願いが貫通する」ということで、特に子宝・安産のご利益があると評判です。
おみくじを引いたり、絵馬を奉納したりすることもできますし、高山祭の屋台の三番叟を模したさるぼぼが描かれたかわいい御朱印もいただけますよ。
飛騨高山さるぼぼ屋さん(さるぼぼ工房)
さるぼぼ屋さんは、さるぼぼの製造元直営のお店です。岐阜県高山市上岡本町にあり、一つひとつ手作りされたさるぼぼを直接購入できます。
製造元ならではの豊富な品ぞろえが魅力で、オーソドックスなものから珍しいデザインのものまで、他では見つけにくいさるぼぼに出会えることも。さるぼぼ作り体験教室も開催しているので、世界にひとつだけのオリジナルさるぼぼを作ることもできます。
飛騨高山 思い出体験館
さるぼぼの手作り体験をしたい方におすすめなのが「飛騨高山 思い出体験館」です。ここでは「福福(ぷくぷく)さるぼぼづくり」がダントツの人気を誇っています。
約16cmのしっかりサイズのさるぼぼを約40分で作れるので、お子さん連れのファミリーやカップルにもぴったり。さるぼぼの腹当てに書く文字を「飛騨」から「福」「愛」「夢」など20種類以上のバリエーションから選べるのも楽しいポイントです。
自分で心を込めて作ったさるぼぼは、きっと一生の宝物になりますよ。
飛騨高山の古い町並み(さんまち通り)
飛騨高山を訪れたらぜひ歩きたい「古い町並み(さんまち通り)」にも、さるぼぼを扱うお土産屋さんがたくさん並んでいます。
江戸時代の雰囲気が残る美しい街並みを散策しながら、さまざまなお店でさるぼぼを見比べるのも楽しいですよね。店頭に巨大なさるぼぼが飾られているお店もあるので、思わず写真を撮りたくなりますよ。
下呂温泉のさるぼぼ七福神社
飛騨高山だけでなく、下呂温泉にもさるぼぼに関連するスポットがあります。白鷺橋近くの阿多野通り沿いにある「さるぼぼ七福神社」では、七福神の衣装をまとったユニークなさるぼぼたちに出会えますよ。
下呂温泉と飛騨高山を合わせて巡る旅行プランなら、両方のさるぼぼスポットを制覇するのもおすすめです。
さるぼぼの正しい扱い方|供養や処分はどうする?
さるぼぼの飾り方
さるぼぼを自宅に飾る場合、特に決まったルールはありません。玄関やリビング、寝室など、目につきやすい場所に飾るのがおすすめです。
風水的には、願い事に合わせた場所に飾ると良いとされています。例えば金運アップの黄色いさるぼぼは西側に、恋愛運のピンクのさるぼぼは東南に置くと効果的とも言われていますよ。
古くなったさるぼぼの供養方法
「長年大切にしてきたさるぼぼが古くなってきた…でも捨てるのは気が引ける」という方も多いのではないでしょうか。
そんな方に朗報です。飛騨高山では、毎年4月に「さるぼぼ供養」が行われています。場所は飛騨国分寺の庚申堂で、飛騨のさるぼぼ製造協同組合が主催しています。
供養を希望する場合は、供養の日の1ヶ月前までに以下の宛先に郵送すればOKです。
送り先:〒506-0003 岐阜県高山市本母町450-2(有)愛和工芸内 飛騨のさるぼぼ製造協同組合「さるぼぼ供養」宛
供養は無料ですが、送料は自己負担となります。供養日以降に届いたさるぼぼは翌年まで大切に保管してもらえるので、タイミングを気にしすぎなくても大丈夫ですよ。
また、飛騨国分寺の庚申堂には「願掛けなでさるぼぼ」も設置されており、旅行のついでにさるぼぼを奉納することもできます。
自宅で供養する方法
郵送が難しい場合は、自宅でも供養できます。
白い紙(和紙や半紙)の上にさるぼぼを置き、塩をひとつかみ振りかけます。左に1回、右に1回、もう1度左に1回まわしかけてから、紙で丁寧に包んで処分しましょう。
このとき「今までありがとう」と感謝の気持ちを伝えるのがポイントです。大切なのは形式よりも、さるぼぼに感謝の心を込めることですよ。
さるぼぼを長く大切にするためのお手入れ
せっかく手に入れたさるぼぼを長持ちさせるためには、いくつかのポイントがあります。まず、直射日光が当たる場所は避けましょう。布製のさるぼぼは紫外線で色あせしやすいため、窓際よりも棚の上や玄関先がおすすめです。
また、湿気の多い場所もカビの原因になるので避けた方が良いですね。ほこりが気になる場合は、軽くブラシではらうか、乾いた布で優しく拭いてあげましょう。水洗いは型崩れの原因になるため避けてくださいね。
こうしたちょっとした心がけで、さるぼぼは何年もきれいな状態を保ってくれますよ。大切に扱えば、さるぼぼもきっとあなたを守り続けてくれるはずです。
さるぼぼにまつわる「よくある質問」
Q. さるぼぼは持っていると不幸になる?
A. いいえ、そんなことはありません。さるぼぼは古くから家族の幸せや健康を願うお守りとして作られてきた、とても縁起の良い人形です。「持っていると不幸になる」という噂はインターネット上の都市伝説に過ぎず、歴史的・文化的な根拠はまったくありません。安心して飾ってくださいね。
Q. さるぼぼはどこで買うのがおすすめ?
A. 飛騨高山を訪れるなら、飛騨物産館やさるぼぼ屋さん(さるぼぼ工房)がおすすめです。品ぞろえが豊富で、製造元ならではの限定商品に出会えることもあります。旅行が難しい場合は、各メーカーの公式オンラインショップでも購入可能ですよ。
Q. さるぼぼに目を描いてもいい?
A. さるぼぼには「持ち主の映し鏡」という意味があり、伝統的には顔を描かないのが正式です。ただし、最近では目がついたデザインのさるぼぼも販売されていますし、手作り体験で自分なりのアレンジを楽しむのも自由です。お守りとしての意味を大切にしたい方は、顔なしのままにしておくのがおすすめです。
Q. さるぼぼはお土産として渡しても失礼にならない?
A. まったく失礼ではありません。むしろ「あなたの幸せを願っています」という意味が込められた、とても素敵なお土産です。ただし、さるぼぼを知らない方に渡す場合は、由来や意味を一言添えてあげると喜ばれますよ。「災いが去るお守りだよ」と伝えれば、より温かい気持ちで受け取ってもらえるはずです。
Q. さるぼぼの有効期限はある?
A. さるぼぼに特別な有効期限はありません。一般的なお守りは1年で交換するのが良いとされていますが、さるぼぼは郷土玩具・民芸品でもあるため、気に入っている限り何年でも大切にして問題ありません。汚れや傷みが目立ってきたら、感謝の気持ちを込めて供養してあげましょう。
まとめ|さるぼぼの由来は怖くない!温かい家族愛が詰まったお守り
この記事では、「さるぼぼ 由来 怖い」というテーマについて、歴史・由来から「怖い」と言われる理由、色の意味、飛騨高山のスポット情報まで徹底的に解説してきました。
最後にポイントをおさらいしておきましょう。
さるぼぼの名前の意味:飛騨弁で「猿の赤ちゃん」。「去る(災いが去る)」「縁(良縁)」「円(円満)」という語呂合わせが込められた、縁起の良いお守りです。
歴史:約1200年前の奈良時代、中国から伝わった「天児」「這子」という身代わり人形が原型。貴族の安産祈願のお守りから、飛騨地方の手作り人形として独自に発展しました。
「怖い」と言われる理由:顔がない見た目、全身が赤い色、「呪いの人形」という誤った噂、「夜に動く」などの都市伝説、そして人形に対する本能的な恐怖心——これらが組み合わさって「怖い」という印象を持つ人がいます。
でも実際は:顔がないのは「持ち主の心に寄り添う映し鏡」だから。赤いのは「病気から子どもを守る」ため。身代わり人形は「災いを引き受けてくれる」愛情のかたち。都市伝説はすべて根拠のない作り話です。
さるぼぼは、お母さんやおばあちゃんが「大切な家族が幸せでいられますように」と一針一針心を込めて作ってきた、家族愛そのもののお守りなんです。
飛騨高山を訪れた際には、ぜひこの温かい歴史を思い出しながら、お気に入りのさるぼぼを見つけてみてくださいね。色ごとの意味を知っていれば、自分にぴったりのさるぼぼを選ぶ楽しみも広がりますよ。
また、手作り体験で世界にひとつだけのオリジナルさるぼぼを作れば、飛騨高山の旅がさらに特別な思い出になること間違いなしです。
さるぼぼは怖くない。あなたの幸せを願う、心強い味方です。ぜひそばに置いて、その温かさを感じてみてくださいね。

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