肩や首の疲れをセルフケアでやわらげる方法

Life hack

リラクゼーションセラピストとして働いているなかで思うのは、「みんな、頑張ってるなあ」ということ。どなたも本当に体がカチコチで、とてもお疲れです。それでも、家族や自分のために毎日頑張っているのですから、本当にすごいことだと思います。

 

リラクゼーションサロンでケアを受けることを、ちょっとした楽しみとして来店される方も多く、そう言っていただけるととてもありがたく思います。ですが、自分で自分の体をケアできると、より早く体の疲れがやわらぎます。

 

今回は、首や肩の疲れがやわらぐセルフケアを3つ紹介します。いずれのケアも手軽におこなえますので、ぜひトライしてみてください。

手のひらをケアする

手のひらをパーの状態にしたときに、親指や小指の部分が開きにくいと感じる方は、首と肩にかなりお疲れがたまっていると考えられます。

 

首の疲れが気になる方は、手のひらから見て親指に注目してください。

 

  1. 親指の付け根の下にある骨の出っ張りを探す
  2. このあたりで痛みがある場所を見つける
  3. 反対の手で押したりもんだりする

 

肩が疲れている方は、小指の付け根から1〜2cm下に注目してください。

 

  1. 骨の出っ張りからすぐ下あたりの部分に触れる
  2. 圧をかけて痛みを感じる部分を探す
  3. 反対の手で押したりもんだりする

 

いずれも、強さは「イタ気持ちいい」くらいで大丈夫です。

腕をケアする

首や肩が疲れているときは、肘の周辺をケアしてやわらげられます。

 

  1. 肘を曲げた部分にあるしわの先端に触れる
  2. 骨の出っ張り周辺で痛みを感じる部分を探る
  3. この部分を押さえながら腕を前後に振る
  4. 押さえたまま腕をゆっくり回す

 

腕を前後に振るか、ゆっくり回すかは自分がやりやすい方法でかまいません。

 

また、肘の内側にも骨の出っ張りがあり、この部分も同じように押さえながら腕を軽く振ったり、円を描くように回したりしてケアをします。この部分を自分でケアするときは、肘を立てる要領で曲げると触りやすくなります。

ケアグッズを使う

ヨガローラーやバランスボールを使うと、触りにくい部分をケアするのに役立ちます。

 

ヨガローラー

首や肩の疲れがたまっている方のなかには、腰が疲れのもとになっていることがあります。特に、姿勢が前屈みになりがちな方にはよくみられる傾向です。

 

お尻の筋肉がかたくなっていることが多いため、ヨガローラーを使ってやわらげることをおすすめします。

 

  1. ヨガローラーの上に座る
  2. カエルのように足を開き足の裏をくっつける
  3. お尻でローラーを転がす

 

痛みが強ければ、ヨガローラーにタオルを敷くなどしてみてください。

 

横向きに寝そべって、お尻の側面にローラーを当てる方法もあります。ただし、この方法は痛みを強く感じやすいため、無理をしてはいけません。刺激が強すぎるなら、タオルを敷いたり、ローラーで突起の少ない部分を当てたりして調節してください。

バランスボール

バランスボールは、持ちやすい大きさのもので大丈夫です。座ったままでも、立ったままでもおこなえます。

 

  1. 両腕でバランスボールを持ち頭上に持っていく
  2. 肘を曲げて頭の真後ろにバランスボールを持っていく
  3. ゆっくりと左右にバランスボールを動かす

 

このとき、肩甲骨から動かすようにバランスボールを左右に移動させてください。また、バランスボールを持つ手に力が入りすぎないように、リラックスさせておきましょう。

 

バランスボールを頭の真後ろに持っていくときに痛みがあるなら、無理のないところまでで大丈夫ですので、そこから始めてみてください。

 

セルフケアで体をいたわる

家族や友人など、いつも誰かのために尽くしたり、よく気がついたりという方は多くいます。そういう方は、あたたかな気持ちを人より多く持つ方なのでしょう。

 

そうした気持ちを、ぜひ自分自身にも向けてください。セルフケアをしながら、自分に対して「お疲れ様、いつもありがとう」「きょうもがんばったねえ!ほんとにすごいよ!」などと声をかけ、ねぎらってあげてください。心の中で思うだけでもかまいません。

 

家族や小さなお子様と一緒にやってみるのも、なかなか楽しいものです。コミュニケーションを取りながら、一緒に体の疲れをやわらげていきましょう。

コメント