郡上八幡旧庁舎記念館について

　郡上城が有名な郡上市。

　その郡上市八幡町島谷にある、郡上八幡旧庁舎記念館。

　外見は、明治時代などに建設された洋風な洋館建てのお洒落な建物で、中には何があるのだろう、どんな場所なんだろうと興味が沸き立ちます。実際は、昭和11年に建てられた洋風建築で、木造2階建て、床面積は約800平方メートルです。正面と南側には玄関ポーチを配し、外壁は板張りに縦長の端正な窓、屋根組は当時最新技術であったトラス工法が用いられています。1階が八幡町の政執務関係に、2階が八幡町の議会関係に使用されてました。

１９９４年（平成６年）まで、八幡町役場本庁舎として使用され、同年に八幡町役場は新築移転しました。１９９８円（平成１０年）９月２日には、文化庁の登録有形文化財に登録された、歴史的な重要な建築物の１つということがわかります。現在は、観光案内所の役割を担っています。そして、建物前の広場は、夏に行われている「郡上八幡踊り」の中心的な場所となっています。

１階部分は、観光カウンター、お土産販売コーナー、軽食コーナー（食堂）、休憩所があり、２階部分は会議室などがあります。

【アクセス】

　自家用車では、東海北陸自動車道の郡上八幡インターチェンジから約５分で到着します。公共交通機関ですと、長良川鉄道の郡上八幡駅で下車し、徒歩で約２０分またはまめバスで約２０分で到着します。

【入場料金・駐車場代金など】

　郡上八幡旧庁舎記念館に入場するのは、無料です。ただし、駐車場は有料です。

　記念館前と記念館裏に駐車場があり、最初の１時間までは１５０円、それ以降は３０分毎に５０円追加されます。記念館前は１３台、裏は１９台駐車可能です。

【営業日・営業時間など】

　営業は毎日しており、年末年始の１２月２９日から１月３日までは臨時休館となっています。営業時間は午前８時半から午後５時までです。

【　閑静な雰囲気の中で　郡上八幡のグルメが　堪能できる！！　】

　館内に１階部分では、郡上のグルメを堪能できる食堂コーナーがあります。食堂は午前１１時半ごろから食べることができます。奥美濃の古地鶏の卵を使った「卵がけご飯定食」、明宝ハムを贅沢に厚切りに使った「明宝ハムステーキ定食」、郡上八幡の地味噌で味付けをした「郡上の鶏ちゃん定食」、「飛騨牛とトマトのハヤシライス定食」などがメニューにあります。私は、「郡上の鶏ちゃん定食」をいただきましたが、味噌の味付けがとても食べやすくて美味しかったです。

鶏の肉も柔らかく臭みもなく、キャベツとの相性も良くて、お肉が苦手な子供や女性でも食べやすいと思います。

　食事場所は、西洋風なテーブル、椅子、絨毯、装飾品などに囲まれた、まるで西洋の博物館のような雰囲気です。

　ここで食事をしてもいいのだろうか…という不安な気持ちにさせられるほど、美しく、荘厳な場所で食事をすることができます。また、食事場所の窓からは、付近を流れる吉田川を見ることができます。私が見たときは、水流が多く、澄んだ美しい川の流れを見ることができました。

　また、食事場所では、軽食も販売されており、奥美濃の古地鶏卵を用いた「濃厚プリン」、「シフォンケーキ&バニラアイス」、八幡の手作り持ちと小豆を用いた「田舎ぜんざい」なども人気があり、食べられています。

【　郡上八幡の　地元の名産品のお土産が　たくさん！！　】

　食堂と同じく１階部分には、郡上八幡の名産品が販売されています。

　食堂でも振舞われていた有名な「明宝ハム」、「鶏ちゃん」などが自宅でも食べることができるものも販売されています。また郡上の地味噌やお湯を注ぐだけで出来上がる「踊りしるこ」なども販売されています。他にも地元で長年好まれてきた郷土菓子や漬物などもあります。広いお土産売り場がいっぱいになるほど、お土産が売られているので、どれにしようかと目移りしてしまいます。ご自宅でも郡上八幡の味を食べることができるお土産は、自分用でも贈り物用でも選ぶのが楽しみですね♪

【　郡上八幡踊りを　習うことができる場所！！　】

　全国的にも郡上八幡踊りは有名ですが、この郡上八幡旧庁舎記念館では、その踊りを習うことができます。

　ただし、その踊りを習うことができるのは、郡上おどりの開催期間中（大体７月から８月）の土日・お盆期間の午後となっています。土日は１５時、１６時、１７時からの１時間ごとに１講座行われています。会場は、この郡上八幡旧庁舎記念館の２階部分です。１名からでも参加は大丈夫で、参加費は１講座５５０円となっています。１階の売店レジ、インターネットで受付がされています。